内容説明
姉の五代山勢松韻をはじめ、先人、師への思い、芸について…。雅びな筝の音に、昭和の佳き馨りが立ち上る。人間国宝山田流筝曲六代山勢松韻の語りづくし。
目次
1 お筝今昔
2 娘時代
3 筝曲家への道
4 姉と私
5 二人の姉
6 忘れられない人々
著者等紹介
山勢松韻[ヤマセショウイン]
本名・木原司都子。1932年、東京都生まれ。幼時から五代山勢松韻(実姉)に筝曲、杵屋系の師に長唄、三味線を師事。1960年に東京芸術大学音楽学部卒業。1964年米国州立ワシントン大学で講師を務める。1968年東京芸術大学大学院修了。大学在学中に中能島欣一、後に清元志寿太夫に師事。2000年に六代山勢松韻襲名。1986、1987、1989年文化庁芸術祭賞受賞。1996年芸術選奨文部大臣賞受賞。1998年紫綬褒章受章。2001年重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。2002年新宿区名誉区民に選出される。同年日本芸術院賞受賞
後藤淑子[ゴトウトシコ]
愛知県生まれ。ノンフィクションライター。流通紙の編集部勤務を経てフリーに。人物ルポルタージュを中心に、幅広い分野で取材活動を行なっている。古典芸能に造詣が深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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