出版社内容情報
本屋さん、古本屋さんに、文学館、あの小説に登場したカフェなど、本好きには本好きが求める旅がある!ということで“ブック・ツーリズム”に特化した旅行案内が発売です。
本の雑誌編集部[ホンノザッシヘンシュウブ]
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐々陽太朗(K.Tsubota)
91
本書を読みながら、行きたい書店やレストラン、カフェをGoogleマップで検索し☆印をつける。ロードバイクで巡るとするとどんなコースにしようかと思索する。京都の「三月書房」「誠光社」「恵分社一乗寺店」「ホホホ座」や松本の「想雲堂」など本書に紹介された店のなかには既に私のお気に入りの書店もある。そうした記述に出会うと同好の士がここにいたとニヤリとしながら肯く。2018/12/08
HANA
62
旅行先の本屋や古本屋ツアー、読書家の旅行日程等、本と旅に関するエッセイ集。東北から九州沖縄までこの国は特徴的な本屋に溢れているなあ。中にはあんまり本と関係のない所もあったけど。参考になったのは京都・大阪と岡山。また寄りたい場所が増えてしまう。東京は東京で別に一章を取っているけど、印刷博物館とか都市計画、六十年代の新宿とか本自体とは関係なくその周辺だったのが気になった。面白いけどもっとダイレクトに本屋とかの話を読みたいものである。ともあれ旅の目的地にもなるし旅のお供にもなるし、旅と本って本当に相性いいなあ。2018/12/04
penguin-blue
48
旅のお供に持ってったら楽しかろうと購入。いやはや危険~?。 旅支度の一番最初に本を何を持っていくか考えるのも、うっかり旅先でも本屋に迷いこみ荷物がさらに重くなるのも、そもそも旅の目的からして作家や本を目的にしてそこからたてるのも、全然普通なことですよ、って力強く背中を押してくれる本(笑)。本好きっていうとインドアな印象があるけれど、私の知る限り出歩くのが好きな本好きの方たちもいっぱいいてそっち派の方にはおすすめ。参考になるというよりは何というか同族(というかもっとすごい人たち)がたくさんいて嬉しくなる。2018/12/14
tetsubun1000mg
31
長年定期購読している「本の雑誌」の45周年セールの紹介があったので面白そうな本を選び注文する。 表紙のイラストが気に入ったのですが牧野伊三夫さんという画家だそう。 書店主、書評家、編集者、古書収集家などが本や読書と旅、食に関する案内をしてくれる。 好きなコースをと有名作家や美術館などを紹介。 旅より読書がメインの案内人もいるが「本の雑誌編集部編」だけに変に面白い。 名所めぐりやインスタ画像撮影がメインではなく、読書や地方をブラっとするほうがいいかもしれない。2021/01/09
阿部義彦
31
堪らない装丁、内容、そして的を射た執筆陣。実に「本の雑誌」らしい単行本です。本の雑誌で去年やった特集「本好きのための旅行ガイド」を膨らませて書き下ろしを加えて、旅、旅行ガイドを絡めて、日本各地の文学館、図書館、文豪の足跡、ご当地文学、そして勿論、古本屋、書店等をこれでもかっ!とばかりに集めた実用書?の様だけどその割には想像力が飛翔し過ぎて役には立たなそうなエッセイもどきだったり。兎に角本の好きな人は是非手に取って頂きたいです。印刷博物館と印刷紙にまつわる施設なんてモロにツボでした!店の住所も助かるにゃー。2018/08/19