出版社内容情報
いかにして栄光の帝国は主役の座を降りたのか? 山本七平賞、毎日出版文化賞ダブル受賞の渾身の長編歴史評論、待望の復刊。
【著者紹介】
京都大学名誉教授
内容説明
国際情勢が激変する今こそ読みたい―第6回山本七平賞、第51回毎日出版文化賞ダブル受賞の名著、待望の復刊!大国は、いかにして主役の座を降りるのか?
目次
「パクス・ブリタニカ」の智恵(人類史における一つの奇跡;二百年の興隆、二百年の衰退 ほか)
エリザベスと「無敵艦隊」(三つの「山」と二つの「谷」;「低地」こそ「イングランドの外堀」 ほか)
英国を支えた異端の紳士たち(なおその堅持性を失わざる者;真の「紳士」ウィリアム・テンプル ほか)
帝国の殉教者ゴードン(慕わしくも高貴なるわが英雄;チャイニーズ・ゴードン ほか)
「自由貿易」の呪縛(追いつかれる覇権国;「田舎」をめざすイギリス人 ほか)
「ボーア戦争」の蹉跌(帝国を支えた指導階級;ヴィクトリア時代の終わり ほか)
アメリカの世紀へ(イギリスを出し抜いた「モンロー宣言」;パートマン首相の恐れ ほか)
改革論の季節(ゴルディアスの結び目;改革をめざす三つの「リベラル」 ほか)
悲しみの大戦(第一次大戦の刻印;ガリポリの悲劇―大英帝国の「ガダルカナル」 ほか)
ロレンスの反乱(立て直しのカギ―「石油」と「中東」;大いなるクリスマス・プレゼント ほか)
“バトル・オブ・ブリテン”、そしてフル・ストップへ(「最良のとき」が「最期のとき」;大戦がもたらした「ふっ切れた」気分 ほか)
旗の降りる日(「真実のとき」の到来;ニシンとじゃが芋すらない生活 ほか)
著者等紹介
中西輝政[ナカニシテルマサ]
1947年、大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。ケンブリッジ大学大学院修了。京都大学助手、三重大学助教授、スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授を経て、京都大学大学院教授。2012年に退官し、京都大学名誉教授。専門は国際政治学、国際関係史、文明史。1997年『大英帝国衰亡史』(PHP研究所)で第51回毎日出版文化賞・第6回山本七平賞を受賞。2002年正論大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomoichi
masabi
roatsu
或るエクレア
ıɯɐɯɐ‾oʇɐs