教養としてのロースクール小論文〈上〉自己責任と資本制

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  • サイズ B40判/ページ数 516,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784847127748
  • NDC分類 320.7
  • Cコード C0032

内容説明

ゆとり教育はなぜ破綻したか?薬物乱用、援助交際はなぜ、自己責任では済まないのか?臓器移植は、出生前診断は?そして、「もう成長しない日本」を生きる私たちが知っておくべき資本制グローバリズムの四〇〇年史とは?法科大学院入試はもちろん、大学受験、マスコミ就職の小論文にも即役立つ、「使える教養」が身につくスペシャル講義を完全収録。

目次

ガイダンス ロースクール未修者コース小論文の謎(知ってると小論文試験で優位に立てるある種の知識とは?;なぜ、こうした知識を背景とした出題が多いのか―『教養としての大学受験国語』を参考に ほか)
第1講 「自己決定」対「パターナリズム」―個人の自由と国家のおせっかい(J・S・ミルが立てた基準を手がかりに―「自由」の思想の一原点をチェック;「被害者なき犯罪」「愚行権」「非犯罪化」対「チャタレイ判決」―ポルノグラフィ規制の根拠(神戸大学) ほか)
第2講 自己決定論の限界―主体的人格というフィクションをめぐる諸問題(未成年者をどう考えるか?その1―性的自己決定権について(獨協大学)
未成年者をどう考えるか?その2―安全第一主義の問題点(東北学院大学) ほか)
第3講 グローバリズムと市場原理主義―経済がからむ出題の大前提を押さえよ!(市民=「自己決定・自己責任に耐えうる個人」とはブルジョワジーだった;ブルジョアだけが参加資格があった国家―利己的で理性的な個人とは何か? ほか)

著者等紹介

浅羽通明[アサバミチアキ]
Wセミナー専任講師。1959年、神奈川県生まれ。早稲田大学法学部卒。1982年司法試験合格。「みえない大学本舗」主催。著述業、Wセミナーでは、公務員講座にて政治学を長年担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ラウール

3
法科大学院入試対策で読みました。2011/04/29

afro

1
現代の倫理思想の新らしめのトピックを扱っている。思想の類型が分かる。2010/10/22

Double Helix

1
内容がとても興味深く、ページ数も多かったので、読み応えがあった。2010/08/29

田畑

0
小論文対策。法哲学の復習にもなった。2014/03/30

おもち

0
法科大学院(ロースクール)の未修者コースにおける小論文試験の入試問題をもとに、社会・人間の抱える根源的問題を論じた書。非常に知的好奇心を刺激される一冊。予備校の講義を文章にまとめた本であるが、そのライブ感がひしひしと伝わってくるような筆致は、本書のぶ厚さを忘れさせる威力を持つ。 法科大学院受験生はもちろん、社会問題という「現象」のうしろにある「背景」を知りたいと願う人にもおすすめしたい。2011/03/31

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