無意識がわかれば人生が変わる―「現実」は4つのメンタルモデルからつくり出される

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無意識がわかれば人生が変わる―「現実」は4つのメンタルモデルからつくり出される

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  • サイズ 46判/ページ数 198p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784847099243
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

仕事における困難、将来に対する不安、漠然とした生きづらさ。そんな「不本意な現実」はあなたの無意識が生み出している!
1000人を超える個人セッションから見出した、人間の内面世界を紐解く技術を体系化した由佐美加子と、慶應義塾大学大学院で無意識や幸福学の研究を重ねる前野隆司教授による、すべての人が持つ4つの「メンタルモデル」についての対話。
人間は、小さいころに体験した「痛み」を避けるための信念を無自覚に持っていて、その信念から、人生におけるすべての行動が自動的につくり出されている。しかし、その自覚はなく、自分が日々やっていることを正当化している――。
「不本意な現実」を生んでいる無意識のメカニズムから解放され、本物の自己肯定感を得るヒントを教えます。
家族や友人・恋人、部下や上司を理解するのにも役立つ一冊。

内容説明

人間は、小さいころに体験した「痛み」を避けるための信念を無自覚に持っている。その信念から、人生におけるすべての行動が自動的につくり出されている。しかし、その自覚はなく、自分が日々やっていることを「良いことだ」「意味のあることだ」と頭で正当化している―。

目次

第1章 メンタルモデルと無意識(人間を突き動かしている無意識のシステム「生存適合OS」;『学習する組織』との出会い ほか)
第2章 無意識を支配する4通りのプログラム(メンタルモデルは、4つのモデルの濃淡;メンタルモデル類型 ほか)
第3章 分離から統合へ(統合する前とあとはどう違う?;統合型が新しい社会をつくる ほか)
第4章 無意識を整えるこれからの学び(統合している人がいれば「学校」になる;痛みを怖れる必要はない ほか)
終章 メンタルモデルは無意識を知り、生を取り戻す4つのレンズ(自分がどのメンタルモデルなのかはわからなくていい;メンタルモデルは、便利な4つのレンズ ほか)

著者等紹介

前野隆司[マエノタカシ]
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。1962年生まれ。東京工業大学理工学研究科機械工学専攻修士課程修了後、キヤノン株式会社でカメラやロボットの研究職に従事したのち、慶應義塾大学教授に転ずる。ロボット工学に関連して、人工知能の問題を追いかける途上で、人間の意識に関する仮説「受動意識仮説」を見出す。現在はヒューマンインターフェイス、ロボット、教育、地域社会、ビジネス、幸福な人生、平和な世界のデザインまで、さまざまなシステムデザイン・マネジメント研究をおこなっている

由佐美加子[ユサミカコ]
合同会社Co‐Creation Creators(CCC)代表。「じぶん共創塾」発起人。幼少期から海外4カ国3大陸で育ち、米国大学卒業後、帰国。野村総合研究所、リクルートで勤務した後、グローバル企業の人事部マネジャーを経て現職。年間250日以上ファシリテーターとして立つさまざまな場と、1000人を超える個人セッションから見出した、HMTと名付ける人間の内面構造の理解から現実を変える智慧を体系化する。オンラインや対面の公開講座、企業内研修やチームビルディング、エグゼクティブコーチングなどさまざまな機会を通じて、経営者、企業組織の管理職、子育て中のお母さんや子どもたちなど幅広い層を対象に、この智慧を日常的に実践し、内面から望む現実を創造する新しい人間の在り方を拡げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shoko

10
『Dare to Lead』という本と、メタに捉えると同じことを言っているんだけど、アプローチが違うのが面白かった!『Dare to Lead』はアメリカ的なのか、人の行動はどこまでも制御可能と捉えて勇気と利他心に訴えかけようとする。一方、本書では、現実をありのままに受け止め、±0のスタンス(中庸)を身につければ、人間関係は楽になると言う。最近アジア的叡智が気になり出したので、そういう意味で面白く読めた。/『ザ・メンタルモデル』という本の続編らしく、きちんと読みたいなら順序を守って読んだ方がいいかも。2021/07/14

しゅー

6
★★★無意識がわかると何が起きるか?4つのメンタルモデルを理解し、自分の行動に対するメタ認知を得る(痛みを「感じる」のではなく「観る」)ことで自己理解が進む。それとともに「痛みを避ける」と言う共通点を手がかりにした他者理解も進む。また本当にやりたいことは痛みの裏側にあるので「つくり出したい世界」へ向けて踏み出すことができる。私は、アンケートをやってみたら「愛なしモデル」と「欠陥欠損モデル」が同スコアだったけど、特徴を読んでて違和感ないのは「欠陥欠損モデル」の方かな。ビジネスでは「土台」となる役目のようだ。2024/12/20

coldsurgeon

6
人が社会の中で生きて行くうえで、精神的なあるいは心が受ける「痛み」を回避したり、乗り越えることを、無意識に行っている。その無意識な行動を、認容することで、生き方が楽になるという。4類型のメンタルモデル、価値なしモデル・愛なしモデル・ひとりぼっちモデル・欠陥欠損モデルを想定して、それらの存在を意識することで、自己肯定感が生まれるのだと。自分がどのモデルであるかを認識する必要はないが、それを自分を観るレンズとして用いることが必要だ。メタルモデルは受容の技術。痛みは必要で尊いものだという世界観にシフトさせる技術2020/07/21

ムートン

3
以前から、「人生が変わる」を書籍のタイトルにするのは止めればいいのに、と思っている。センスが古いように感じるのは私だけだろうか。前野先生の前著がよかったので、手に取ってみた。「メンタルモデル」という著作がある由佐さんと、無意識シリーズの前野先生との対話集。話の主題である「メンタルモデル」を読んでないので何ともいえないが、そちらを読んだ方が良さそうに思えた。2023/07/09

saorino

2
人はだれしも幼い頃に体験した「痛み」を避けるための "思考のクセ" を無自覚に持っている。その信念のもとで行動する、それが無意識の正体!問を立てれば、思考のクセ(無意識)が見えてくる。無意識が見えてくれば、より良く生きること(ウェルビーイング)にも繋がっていくはず!一見、中身のなさそうなタイトルだけど笑、極めて学術的なアプローチの本でした。インタビュー形式なので、サッと20分くらいで読めます。2021/01/12

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