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出版社内容情報
いわゆる「球団職員」に転職した元一軍プロ野球選手は、どのような仕事をしているのか。知られざる世界を覗ける一冊。
内容説明
飛び込み営業、ビールかけの“リハ”、ファンに“ノック”、中継映像の制作…「球団職員」はどんな仕事をするのか。一軍選手から“転職”した男が語る。
目次
はじめに―選手とはまた違った「野球のプロフェッショナル」がいる
第1章 〓木大成、選手から社員になる(31才での現役引退;「第二の人生」に迷う ほか)
第2章 パ・リーグとライオンズ危機を乗り越えた「15年史」(プロ野球が「構造改革」を必要としていた背景;「球団単体」での収益最大化へ発想を転換 ほか)
第3章 プロ野球選手になるまでの話(父親の「計略」にはまってリトルリーグに入団;レベルの高い環境に恵まれる ほか)
第4章 プロ野球の未来に思うこと(コロナ禍だから生まれたアイディア;「保護地域の壁」を越えた企画 ほか)
著者等紹介
〓木大成[タカギタイセイ]
1973年生まれ。東京都出身。桐蔭学園高校、慶應義塾大学を経て95年ドラフト1位で西武ライオンズ(現・埼玉西武ライオンズ)入団。2005年に現役引退後、西武ライオンズの社員として営業やPR等の事業に携わる。2011年、プリンスホテルへ異動。約5年間ホテル業務を経験した後、2017年より再び西武ライオンズの社員となり、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
活字の旅遊人
43
あっと言う間に読み終わってしまった。まず引退後の選手をしっかり営業や企画で使う西武グループに感心。髙木大成だからこそ、という所も大きいだろうが、とすればそれを見抜く力も凄い。そして本にしてさらに稼ぐ。かつて西武百貨店やセゾングループが先端を走っていたころの力が、まだまだ息づいているような印象を持った。さらに高校大学時代の話を入れる構成にすることで、読者も飽きずに楽しめるのだな。桐蔭学園高校で、早見和真と髙木大成のちょうど真ん中にいたのが、髙橋由伸。後輩からも先輩からも話題にされる元読売監督の著作はいつだ?2021/05/22
おいしゃん
30
30歳まで甲子園、プロ野球で活躍した著者が、第二の人生として選んだのは球団職員。サラリーマンゆえ、ホテルへの異動も経験というのが非常に興味深い。野球界のセカンドキャリアのロールモデルをぜひ作っていってほしい。2022/03/22
マッちゃま
22
新書コーナーをプラつく機会が増えています。意外な人の本を発見することが有るから。本書を見つけた時は二度見しましたよ(笑)プロ野球選手が引退後に自分がチームの社員になる…ふ〜ん、そんなパターンもあるんだ。じゃあ、その会社はどんな会社なの?どんな仕事なの?出来んの?(失礼!)他の本でチラッと高木氏の事も知っていたので興味もあり購入。西武、プリンスホテル、コクドグループ内での移動、様々な経験が今の高木大成を支えているんだろうなと感じました。1選手のその後と読むも良し、今後のNPB未来と読むのも楽しい一冊ですよ♪2021/11/29
雲をみるひと
19
元西武ライオンズ選手で現在ライオンズの営業部門に所属している高木大成氏の本。正直、野球選手時代の回想も現在の仕事双方ともさほど深い内容ではないが、あまり例がないと思われるキャリアの持ち主である作者の足跡は大変興味深い。スタッフが何をしているかなど野球ファンには楽しめる一冊だと思う。2024/10/15
anken99
17
一気読み。元ライオンズのドラ1選手が、いまは球団職員に。指導者の道ではなく、背広組を選択した著者のその後のサラリーマン生活は興味深い。途中で、プリンスホテルへの出向もあったなかで、淡々と、前向きに取り組み続けることができ、そして経験がないなかで仕事で結果を残せているのは、地頭がよいという理由だけでは片づけられないだろう。球団職員という仕事の内容はもちろんのこと、著者の取り組み方を含めて、面白く読めた一冊であった。2022/03/09