ワニブックス〈plus〉新書<br> フランス流テロとの戦い方―全仏370万人「私はシャルリ」デモの理由

個数:

ワニブックス〈plus〉新書
フランス流テロとの戦い方―全仏370万人「私はシャルリ」デモの理由

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月21日 00時43分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784847060809
  • NDC分類 316.4
  • Cコード C0230

出版社内容情報

1月7日、フランスの風刺週刊誌「シャルリー・エブド」の社屋が2人のテロリストに襲撃され、2人の警察官を含む12人が犠牲となった。逃走した襲撃犯は印刷会社にその経営者らを人質にして立てこもり射殺された。また、別のテロリストがユダヤ系の食品スーパーに従業員や客を人質にとって立てこもった(4人が犠牲になった後、犯人は射殺された)。全世界を震撼させたパリのテロ事件は、後にイスラム国に2人の日本人を殺害され、テロの標的と宣言された日本にとっても他人ごとではない。21世紀がテロと民主主義の戦いの世紀だとすれば、フランスがテロとどう向き合っているのか、を知ることは我々一人ひとりの覚悟と自己防衛の一助となるはずだ。

内容説明

2015年1月7日、フランスの風刺週刊誌「シャルリ・エブド」の社屋が編集会議のタイミングでテロリストに襲撃された。後に兄弟だとわったテロリストは「アラビア半島のアルカイダ」との関連が判明。そして、ほぼ同時にユダヤ系のスーパーに人質を取って立てこもったテロリストはイスラム国との関連を明言した。北アフリカなどからの移民を数多く抱え、イスラム国や反シリア勢力に参加する若者が後を絶たないフランスは、これまでもテロに悩まされ続けてきた歴史を持つ。そして、そのテロとの対峙の仕方に、フランスという「国のかたち」が見える、とフランスで21年間ジャーナリストとして活動してきた著者は指摘する。そこで、テロと無縁とは言えなくなった日本が学ぶべきことはあるのか。

目次

第1章 フランスの「九月十一日」(二つのテロ事件が同時発生;三人のテロリスト;「シャルリ・エブド」はなぜ、狙われたのか)
第2章 フランスの「国のかたち」(「私はシャルリ」;テロの予兆;移民大国フランス;テロの歴史と反テロ法)
第3章 テロとの戦い(「私はシャルリではない」;出発するテロリスト志願者;硬軟両用の戦い)

著者等紹介

山口昌子[ヤマグチショウコ]
ジャーナリスト。1969~1970年、フランス政府給費留学生としてパリ国立ジャーナリスト養成所(CFJ)で学ぶ。産経新聞入社後は教養部、夕刊フジ、外信部次長、特集部編集委員を経て、1990年から2011年まで21年間にわたってパリ支局長を務める。1994年、ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。2013年にはレジョン・ドヌール勲章シュヴァリエを受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

34
「シャルリ」とムハンマド風刺漫画(66頁~)。イスラム過激派との関係を初めて決定的に悪化させたのは06年デンマーク紙「ユランズ・ボステン」が’05年掲載した預言者ムハンマドの風刺漫画を転載した時(71頁)。不満爆発の伏線は一定の時間軸を辿ると必ず原因に辿りつけると思う。私の健康被害もこの8年の時間軸を辿る必要があるのと同様だ。ごく普通の好青年がジハジストに(176頁~)。北大生がテロリストになりかけていたことは記憶に新しい。オウム真理教が理系院生をたぶらかして入信 させたのと似ているのかもしれない。2015/08/03

すがの

2
2015年4月刊行なので、シャルリ・エブドの事件に即応して書かれたという位置づけの本である。著者は元産経のパリ支局長。事件の詳細、そしてその受容についてコンパクトにまとまってはいるが、「情報」を大掴みにすること以外に読むべきものはなかったような印象を受ける。様々な論点は、事件後すぐに刊行された『シャルリ・エブド事件を考える』(白水社)も合わせて読むと見えてくるだろう。2015/12/02

bittersweet symphony

1
著者は2011年9月まで産経新聞のパリ支局長をされていた方(とは言え本人曰く1人支局だったとのこと。現地スタッフは何人かいたかも知れません)。個人的には原発に関するフランスの危機管理についての著作(「原発大国フランスからの警告」)以来2冊目。基本的には現地メディアの情報を駆使してそれを日本向けに再提示すると言うスタイル。フランス革命以降の共和国理念が根付いている国で「シャルリ・エブド」の事件とそのリアクションがどのように受け取られたか、を大掴みできる内容。2015/04/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9618263
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。