出版社内容情報
“死刑・拷問の廃止”“罪刑法定主義”“応報刑から教育刑へ”などをはじめて明確に提唱し、ドストエフスキー『罪と罰』にも大きな影響を与えた近代刑法革命の金字塔にして社会思想の古典を、ベッカリーア自身が手掛けた決定版に基づき刊行する。復刊にあわせ、新たに本邦初訳の重要な論考(「犯罪と刑罰に関する一般法典の違警罪をめぐる短い考察」)を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
富士獣
1
刑法の思想史、実定法における超重要古典。 構えていたよりは読みやすく、高校公民、学部の法学入門と刑法入門合わせて4単位程度の前提知識で十分読めるように思う。 18世紀イタリアで書かれた本だが、2026年の日本から見ても「これが今のこの刑法総論に繋がっているんだな」「この指摘は今もその通りで、いまだに検察も報道も国民も改善できていないな」と考えるところが多く、(やや現代日本にそぐわない議論の荒い箇所や前提の異なる箇所もあるものの)総じて法哲学に関心のある人にとって非常に読む価値の高い1冊。2026/07/09




