内容説明
多くの人は「パート妻103万円の壁」は、よく知っています。でも、「住民税非課税限度額の壁」は、不思議なことに、ほとんど知られていません。住民税非課税世帯は、住民税がゼロになるだけでなく、各種の優遇措置があります。住民税非課税限度額を大きく上回る収入・所得ならば嬉しいのですが、「住民税非課税限度額」を1円でもオーバーすると、介護保険、医療費、保育、各種高等教育(大学・短大・高専・専門学校)の修学支援制度などの優遇措置が受けられず、とても困った事態になります。年金150万円の高齢者単身世帯は、アルバイト収入をいくらまでなら、優遇措置が受けられるかは、生活上の重大事です。住民税非課税限度額のラインは、天国と地獄の境界線になりかねません。本書は、そうした人のために住民税非課税制度活用術を伝授します。
目次
第1章 誰も言わない得する話
第2章 住民税非課税限度額とは
第3章 非課税限度額と生活保護基準額が逆転
第4章 非課税世帯に10万円給付はゴチャゴチャ制度
第5章 特別養護老人ホームでは大得のケースあり
第6章 高等教育の修学支援新制度と住民税非課税世帯
著者等紹介
太田哲二[オオタテツジ]
1948年名古屋市生まれ。1973年中央大学大学院修士課程法学研究科修了。杉並区議会議員、「お金と福祉の勉強会」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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