双葉文庫<br> 暗闇で踊れ

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双葉文庫
暗闇で踊れ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 652p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575517477
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「氷のザキ」と異名をとる警視庁捜査第三課の神崎は、相棒の水沢とともに大規模な美術品窃盗事件を捜査していた。その盗品を追う過程で榊田恵、学の姉弟が浮かび上がってくる。姉弟はさる老富豪の隠し子で、屋敷に同居して、老富豪を介護しているということだったが…。事件の臭いを感じた神崎はひそかに内偵を始めた―。

著者等紹介

馳星周[ハセセイシュウ]
1965年北海道生まれ。横浜市大卒業後、出版社勤務を経て、文芸評論家として活躍。96年『不夜城』で衝撃的なデビューを果たし、同作品で第18回吉川英治文学新人賞を受賞。97年『鎮魂歌不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞長編賞、99年『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

machi☺︎︎゛

81
馳さんらしいノワール小説。犬系の泣ける話を書いている人と同じ人か?と疑いたくなるくらい正反対の作品。氷のザキと呼ばれている刑事の神崎。冷静沈着な彼がある詐欺事件の重要参考人である姉弟の姉に骨抜きにされてしまう。そこから神崎と姉弟との騙し騙され、追われ追いかけられが始まる。あり得ない無茶苦茶な展開もあったけど馳作品として面白かった。2024/09/25

たみ

18
窃盗・盗難を扱う警視庁第三課勤務の神崎(通称:氷のザキさん)が前半の主人公。暑くても汗をかかない体質ってうらやましいな~。でもリアルに「氷の〇〇さん」って呼ばれたら、かなり恥ずかしいよなあ。悪女に翻弄されるお話かと思いきや、あれこの人って美女以上に危険っぽい、不安定で怖い、なキャラクターが出てきたりして、最後までハラハラ。安易なハッピーエンドじゃないところが驚きで、魅力的な作品でした。馳星周さん、もうちょっと追いかけてみようと思います。2015/05/20

うめだんご

11
馳ワールド全開!って感じで一気に650P読了。「そこまで裏切ちゃう~?!」って最後の最後まで真っ黒ドロドロ!!昨今の馳さんの小説に面白さが感じられなかったので、この本はかなりハマりましたね。馳さんぽい。2017/03/10

ウメ

7
何を犠牲にしてまでも手に入れたいという強烈な欲求。家庭に恵まれず疑似家族を求める、心から愛して止まない恋人を求める。そんな展開はありがちだが、馳エッセンスが加わるとこうもおどろおどろしくなる。2017/03/19

nyangle

6
まずは刑事が登場。馳作品に刑事とはちょっと意外な感触。しかし窃盗などを扱う捜査三課(のちに二課)と聞くと、なんかアリかもと思えてくる。高い捜査能力と間抜けさあわせ持つ愛すべき男。続いて、詐欺師の姉弟が登場。鮮やかな手腕と謎と危うさをあわせ持つ興味深い二人。この三人が織りなすスリリングで切ない物語。終盤の転落ぶりに引き込まれずにはいられない。最後には、「なんてこった!」とびっくりするし。いやぁ、面白い良作だと思うのだけど、あまり読まれてないようですね。なんで? 切ないから?2020/01/30

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