内容説明
3.11から1年…福島原発災害は、政府の「冷温停止状態」という収束宣言がでたが、「見え透いた嘘」と世界の物笑いになっている。静かに拡大し、深刻化する汚染。遺伝的影響は何世代にもわたるのだ。除染も帰還もムリなのに、政府のウソをほとんどのマスコミがたれ流す。「国の責任において子どもたちを避難・疎開させよ!原発を直ちに止めてください!」―フクシマの女たちが子どもと未来を守るために立ち上がる…。
目次
フクシマの鐘
冷温不停止状態
中間報告
耐震偽装疑惑
死の駅伝
白い巨象
東北の鬼に
「卑怯だ!」
座り込んだ女たち
生ましめんかな!
オキュパイ霞が関
日独連帯
核の戦場
逆襲
綻びだした遮蔽
始まりのためのエピローグ
著者等紹介
大沼安史[オオヌマヤスシ]
1949年、仙台市生まれ。東北大学法学部卒。北海道新聞社に入社し、社会部記者、カイロ特派員、社会部デスク、論説委員を歴任後、1995年に中途退社し、フリー・ジャーナリストに。2009年3月まで、東京医療保健大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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