内容説明
本書は、早くからRDFの導入にふみきった、静岡県御殿場市と小山町のごみ騒動―企業の甘言に乗った建設から繰り返される故障・事故、そして遂に自治体が建設企業を訴えるにいたるRDF処理の実態―を現地から報告する。
目次
ごみ固形燃料(RDF)処理に決定
夢の施設から地獄の施設へ
ごみ処理行脚
高騰し続ける維持・管理費
捏造された技術評価書
生産すれど使い道なしのRDF
混迷する企業体との交渉
第三者機関に検証を委ねる
RDF生産・燃焼施設の設置に異議あり
ごみ処理―原点へ帰る
そして提訴へ
RDFがもたらしたもの
著者等紹介
米山昭良[ヨネヤマアキヨシ]
ジャーナリスト。1950年(昭和25年)、静岡県御殿場市生まれ。明治学院大学文学部フランス文学科卒。1992年(平成4年)から御殿場・小山のRDFのトラブル原因と課題を指摘した連続ルポで、平成10年10月、日本地方新聞協会主催の第7回JLNA(ジローナ)ブロンズ賞・優秀賞(最優秀賞は該当作なし)を受賞。止めよう・ダイオキシン汚染・関東ネットワーク会員、ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議会員。地元をはじめ、宇都宮市、松原市、大牟田市、福山市などでRDFについて講演
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。