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出版社内容情報
天使の世界は厳密な管理社会。
感情が統制され、能力で地位が決められる。
〈大天使〉は〈出来損ないの天使〉を処分しなければならない。
たとえ互いが親友同士だったとしても――。
ディストピアで希望を探すSF読切「春を告げる」を含む、
闇の中で気高く輝き続ける光を描いた6篇。
『暁にこぼれる 大峯鶴次作品集』と同時刊行。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
s_s
3
デビュー単行本の片割れ。先に読んだ『暁にこぼれる』と対になっているのか、表紙は白を基調としており、帯には「光の作品集」の文字が。その実、終末世界を描いた『春を告げる』では、神秘的かつ強めのSF要素が詰め込まれているものの、暖かみのある結末に思わず頬が緩んでしまった。日常に僅かな”不思議”を加えた作品もあり、作者の抜群のセンスを窺わせる内容であった事は間違いない。多くのページ数を割かれた『春を告げる』を筆頭に、最後には心が凪いでいく作品ばかりが収められており、十分に満足できる1冊であった。今後も楽しみ。2025/06/27
緑虫@漫画
1
★★★ もう一冊と同時刊行の短編集。こっちも半分SF半分ファンタジーみたいな感じ。であれば、1冊はまるまるSF、もう1冊はまるまるファンタジーみたいにジャンルを寄せたらよかったのでは?とか思ったけど、それだと作品のパワーが偏り過ぎか…。もう一冊もだけど全体におとぎ話チックなストーリーが多くて話のトーンにバリエーションがないのも気になった。ベストはこちらもやはり冒頭収録の「春を告げる」。「ノアのカラス」もだけど天使とかディストピアとか好きね。2025/06/28
寝子
1
表紙買い、著者初コミックス、短編・中編集。同時刊行「暁にこぼれる」/読み終わってから気づいたけど、ほとんど人外キャラクターしか出てきてなくてすごい。同時刊行「暁にこぼれる」よりも、可愛くてホンワカした話・キャラクターが多めかも。ただ仄暗さとやりきれなさもある。/物語は「非行少年と観察日記」がなんかめっちゃ好きでした。続きが読みたい。2025/06/13
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