出版社内容情報
人が消え、部屋も消え、路地まで消えた……。悪夢のような消失事件は悪霊による心霊現象か、それとも犯罪者の巧妙なトリックか? 〈L・C・スミス警部〉シリーズの第一作を初邦訳 !
内容説明
人が消え、部屋も消え、路地まで消えた…。悪夢のような消失事件が奏でる幻想曲。果たして悪霊による心霊現象か、それとも犯罪者の巧妙なトリックか?全編に横溢するオカルト趣味と不可能犯罪の合奏曲。“L・C・スミス警部”シリーズの第一作を初邦訳。
著者等紹介
ベロウ,ノーマン[ベロウ,ノーマン] [Berrow,Norman]
本名シリル・ノーマン・ベロウ。1902年、イングランド南部イースト・サセックス州イーストボーン生まれ。詳しい経歴は不詳。生後間もなく一家でニュージーランドへ定住し、カンタベリー大学へ進学。第二次世界大戦中、六年間の軍役に就いたとされている。1934年に“The Smokers of Hashish”でデビューした後、57年までに合計二十冊の長編ミステリを書いた。79年に作家活動を再開するが、わずか一冊を上梓しただけで再び沈黙する。1986年死去
松尾恭子[マツオキョウコ]
熊本県生まれ。フェリス女学院大学卒。英米翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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氷沼
2
人が消える、部屋が消える、路地が消える。 3つの不可解な事件をどのように解決するのか?これ収集つくのか?ひょっとして本格派じゃなくて怪奇探偵モノ?と、思いながら読み進めたが後半は途中で止められなくなり、現実的には不可能に近いトリックもあるが、一気に読み進めてしまった。自分は楽しめた。 ドラマ「TRICK」にありそうな作品だと思う。2025/02/08
N.蘭子
1
なにこれ、結構面白いじゃん!不可能犯罪の三連発、お金がからむから人為的な犯罪なのはわかってるけど、これどうやって暴くの?と途中不安になったほど。スミス警部による「一同集めて」の推理披露はちょっとまだるっこしかったけど、トリックは理解しやすかった。(3回それぞれやるんかい!)明かされてみればたいして複雑なトリックでもなかったけど、そこまでの事件の過程も面白かったので飽きずに読めた。2025/05/29
kanamori
1
☆☆☆2025/01/24
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