内容説明
チェルノブイリやヒロシマと、フクシマはどこが違うのか?SPEEDIは、なぜ活かされなかったのか?フクシマの未来創造のために。放射線防護の第一人者小佐古敏荘教授(元内閣官房参与)の国際標準の考え方と判断、決断に迫る。
目次
序章 「無用な被ばく」から「帰望の灯」へ
第1章 握りつぶされた放射能拡散予測―SPEEDIは、スピーディーだったのに
第2章 先送りされた避難区域―屋内退避から、計画的避難へ、そして長期帰還困難区域へ
第3章 二〇ミリシーベルトの矛盾
第4章 子どもたちの未来のために
第5章 フクシマ再生への提言
著者等紹介
空本誠喜[ソラモトセイキ]
1964年3月11日、広島生まれ。元衆議院議員。工学博士。チェルノブイリ事故を機に原子力の道へ。東京大学大学院で原子力工学を専攻。応用物理学会の放射線賞を受賞。東芝で原子力プラントの設計開発に携わる。原発事故対応で閣僚からの要請により「影の助言チーム」を立ち上げ、官邸他に助言活動を行う。注目されたSPEEDIにも精通。内閣官房参与に就任していた小佐古敏荘教授と「20ミリシーベルト基準」の見直しを訴え、一石を投じる。現在、「フクシマの再生」に向けて活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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