内容説明
シチリアの晩祷から賢王シャルル五世まで。大著『フランス史』中世編の全訳。フランスの国家形成期となった十四世紀―“ブルジョワジー”はエティエンヌ・マルセルの革命のなかから、“農民”はジャックリーの乱から現れ、“フランス”自身、イギリス人との戦争のなかから姿を現す。
目次
第5部 近世的国家の形成(シチリアの晩祷;フィリップ美男王と法王ボニファティウス八世;王室財政とテンプル騎士団;テンプル騎士団の壊滅(一三〇七~一三一四年)
フィリップ美男王とその三人の息子)
第6部 ヴァロワ王朝(フィリップ六世(一三二八~一三四九年)
ジャン二世とポワティエの戦い
ジャックリーの乱
シャルル五世とイギリス人の駆逐(一三六四~一三八〇年))
著者等紹介
ミシュレ,ジュール[ミシュレ,ジュール] [Michelet,Jules]
フランス革命末期の1798年8月にパリで生まれ、父親の印刷業を手伝いながら、まだ中世の面影を色濃く残すパリで育ち勉学に励んだ。1827年、高等師範の歴史学教授。1831年、国立古文書館の部長、1838年からコレージュ・ド・フランス教授。復古的王制やナポレオン三世の帝政下、抑圧を受けながら人民を主役とする立場を貫いた。1874年2月没
桐村泰次[キリムラヤスジ]
1938年、京都府福知山市生まれ。1960年、東京大学文学部卒(社会学科)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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