内容説明
ブラック・ユーモアと奇想の到達点。切支丹もの『日本西教記』、古代史+本格『卑弥呼の裔』ほか、『宝石』終刊後の軌跡をたどる初作品集、第2弾!
著者等紹介
新羽精之[ニワセイシ]
1929(昭4)年、長崎県生まれ。本名・荒木精一。別名・夏木蜻一。同志社大学・英米文学部を病気のため中退後、洋服商、英語塾講師を経て、放送作家となる。1958年、『宝石』の短編懸賞に投じた夏木名義の「炎の犬」が最終候補に残り、同誌増刊号に掲載されてデビュー。62年には、新羽名義の「進化論の問題」と「火の鳥」が第3回「宝石賞」の候補となり、前者で1席入選を果たした。71年の「日本西教記」でいったん筆を断ったが、75年、雑誌『幻影城』に「卑弥呼の裔」を発表して活動を再開。1977(昭52)年12年に急逝
横井司[ヨコイツカサ]
1962年、石川県金沢市に生まれる。大東文化大学文学部日本文学科卒業。専修大学大学院文学研究科博士後期課程修了。95年、戦前の探偵小説に関する論考で、博士(文学)学位取得。現在、専修大学人文科学研究所特別研究員。日本推理作家協会・本格ミステリ作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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