内容説明
安保闘争、全共闘運動とはなんだったのか。同時代を駆け抜けた著者が経験や回想録としてではなく、冷静に問いなおす時代と「叛乱」の可能性。
目次
歴史の当事者性
日本の新左翼運動―二つのピークとその帰結
安保ブントの結成と解体
高度成長と戦略思想
言論戦と暴力と―『安田講堂1968‐1969』(島泰三)を読む
逸脱する革命―一九六八年革命の思想的意味
歴史の平均値―『1968』(小熊英二)を読む
自由のつけ―全共闘運動40年
一九六八年の後遺症
アメリカ、アメリカ―安保闘争と日米同盟
党のゆくえ
「反核異論」のころ
1980年
著者等紹介
長崎浩[ナガサキヒロシ]
1937年東京生まれ。東京大学理学部卒業。六〇年安保闘争に共産主義者同盟の一員として、東大全共闘運動に助手共闘として参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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