内容説明
現代思想を解くキーはフェティシズムにあった。白雪姫、マルクス、キリスト悲劇、つきもの信仰…何でもあり。さまざまな角度から、フェティシズムの豊かな可能性をさぐる。
目次
1 フェティシズム論をめぐる執拗な議論の応酬(フェティシズム論の可能性;神話とマルクス・フェティシズムとマルクス)
2 フェティシズム論をめぐるさらに執拗な往復書簡(キリスト悲劇のフェティシズム;フェティシズム論あれこれ雑観;フェティシズム、または演出される自己同一 ほか)
3 フェティシズム論・アラカルト(グラムシのフェティシズム論;イエスとマルクスの「つきもの信仰」;母国語幻想を撃つ ほか)