出版社内容情報
池波正太郎の傑作小説を時代劇画の名手が完全劇画化! 天下の大盗賊と火盗改メの攻防を描く圧巻の本格時代劇、待望の最新刊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
19
急なターゲット変更、仕込みが始まる。お千代姐さんの色気が半端ないよ、クラクラする。2022/01/18
JACK
12
☆犯さず、殺さず、弱き者から奪わずという「盗め(つとめ)の三ヵ条」を掲げた大盗賊、雲霧仁左衛門一味。次の大きな仕事の準備を進める雲霧だが、その大きな組織には少しの緩みが生じていた。一方、火盗改メは雲霧一味に少しずつ近付いていた。次の仕事の準備段階から緊迫感のある展開になっているが、軽妙な語り口で語られる物語はとても読みやすく、実に面白い。盗賊たちを繋ぐ人情噺の一面もあり、読んでいて熱くさせられます。岡田屋鉄蔵名義の「無尽」も崗田屋愉一名義の「雲霧仁左衛門」もどちらも素晴らしいのでぜひ読んで欲しい。2022/01/02
さとみん
8
千代姐さん主役の巻。準主役といえる六之助は本当に人たらしに育ったなあ。伝次郎も愚痴を言うほど気安く接しているが、それでも一歩引いた視点を崩さないのはさすが。小頭の過去といい、表社会も裏社会も人間が作っているのは同じ。仁左衛門のカリスマ性のもと完璧な組織に見えた雲霧一味に生じた小さな綻び。どんな組織も関わる人間が増えることの弊害は避けられないか。さあ、この先はどうなる?2021/12/28
YS-56
3
組織管理の苦労。いつの時代も悩ませてくれますな。2021/12/31
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