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出版社内容情報
仇討ちの旅を続ける武士、死に場所を探す隠居侍、お役目を捨てた男――凄腕三人が用心棒をしながら各地をさすらう。正統派時代劇!大迫力の剣戟、涙誘う人の情、本格時代劇の傑作!
兄の仇を二十五年も追いかける侍・海境坐望、
死に場所を求めて旅をする元侍・雷音大作、
公儀鬼輪番を抜けた元忍びの夏海ーーー
年齢も身分も境遇も異なる凄腕の男三人が
各地で用心棒をしながら困った人々を剣で救う、
さすらいの剣客人情時代劇。
やまさき拓味[ヤマサキヒロミ]
イラスト
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドント
0
とても面白い。兄の仇を探す侍、世の汚さから隠居し死に場所を探す老剣士、暗い過去を背負う元隠密の青年が、その日その日の食い扶持求めて人助けをしながら旅を続ける時代劇マンガ。めっちゃナチュラルに「終活」という現代語が出てくる以外は由緒正しく折り目正しい内容。悲しみを湛えた結末こそ多いが、起承転結1話完結なので安定してよくできたテレビ時代劇を感じさせる。が、映像作品にはできぬ「無音の剣戟」描写の美しさと迫力が素晴らしく(特に2話の雪山の白さ!)、「本格的時代劇マンガ」の呼び名にふさわしい作品だと思う。皆読もう。2018/11/19