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出版社内容情報
大工の治左ヱ門は、腕はいいが博奕好き。カネに困って違法である無尽講に手を出して火盗改方に捕まったことがあった。その時は、治左ヱ門に対する仲間の減刑嘆願が多くあり、長谷川平蔵はそれを意気に感じ、遠島を減じ、寄せ場送りとなっていた。そんな治左ヱ門が久しぶりに平蔵と会った。そんな折、“浜の権三郎”という盗賊が江戸に潜伏してきた、という情報が入る。その捜査を密偵の粂八に頼んだ平蔵だったが、そこから治左ヱ門が以前、普請した両替商の石川屋が浮かび上がり、また治左ヱ門と権三郎が関係していることを知って…「石川屋顛末」の他、「火消しの誉れ」「捨て石」「春時雨」「吉原桜」「目に青葉」「送り梅雨」「古傷」の傑作8編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
剛腕伝説
12
石川屋顛末、火消しの誉れ、捨て石、春時雨、吉原桜、目に青葉、送り梅雨、古傷。 長州藩では年賀の挨拶に、家老が『徳川の征伐は如何に?』と問いかけ、藩主が『まだ時期尚早である』と答えるのが恒例だったとか。そういう儀式を何百年も続け、幕府への恨みを代々受け継いでいったそうな。司馬遼太郎さんの随筆にも同じようなことが書いてあったなぁ。2022/09/14
KJ
1
池波正太郎+さいとうたかをは、ナイスなカップリングですね。2015/06/16
公路郎
0
ささやかな心配りって、誰にでも伝わるよな~。そういう心意気がいつも詰まっていて面白い。2015/01/22
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