出版社内容情報
伊賀殲滅で解放され,本能寺で信長の死をみとどけた五右衛門は百姓暮しを送るが,雑賀一揆鎮圧で妻を殺され,秀吉への孤独な復讐にたつ.だが服部半蔵に捕らえられ,京都三条河原で息子と共に無念の釜煎りに….
内容説明
信長の伊賀殲滅により一時解放されたかにみえた忍者たちは、秀吉の天下統一にむけて再編されてゆく。本能寺で信長の死をみとどけた五右衛門は百姓暮しを送るが、雑賀一揆鎮圧で妻を殺され、秀吉への孤独な復讐戦にたつ。しかし、服部半蔵に捕らえられ、京都三条川原で一子吾市とともに無念の釜煎りに…。
著者等紹介
村山知義[ムラヤマトモヨシ]
1901‐77年。劇作家、演出家、作家。東京生まれ。21年東大哲学科中退。前衛座、新協劇団、中央芸術劇場、東京芸術座等により、新劇運動をおしすすめた
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感想・レビュー
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woo
4
第2巻は第1巻からの続きで主役は石川五右衛門。リアリティと言えばそうなんだが一方で冗漫?やたらと作者の独白が出てくるのが段々ウザク、感半ばでとりあえず挫折(爆)今後読み進めるかどうかは微妙😅2020/07/22
mak2014
3
1巻の終盤から感じていたことだが、作者村山が途中で顔を出し、おしゃべりしすぎる。新聞連載ということもあるのだろうが話の展開が行き当たりばったりになっている感じ。『忍びの者』というタイトルなのに、忍者の登場シーンはどんどん減ってくるし。残り3巻、最後まで読むつもりだが……。2016/05/07
Gen Kato
2
再読。歴史の蔭には名もなき忍者(そして、犠牲になった庶民たち)の生があったのだなあと思いつつ。そして、ラストの一行のつらさ…2015/01/25
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