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目次
1 ボヘミアンと絶世の美女
2 聖女
3 年頃の乙女
4 小鳩と賢母
5 堕ちたマグダラのマリアたち
6 中世の乙女たち
7 魔女
8 寓意と偶像
9 青白き死の女
10 結び
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リッツ
15
ミレーのオフィーリア(表紙)。ラファエル前派については昨年海外ドラマで観てから興味を持った。それまではロセッティとバーンジョーンズを混同することしばし。この画集の解説はそのドラマに描かれた逸話を裏付けるかのように彼らの女(妻、恋人、モデル)への思いが絵を通して説かれ、その時代や暮らしぶりなど綺麗事だけではすまない話まで知ると今までになく生々しく血の波打ち吐息、その時の感情等が伝わってくるような…。語られて載せられていない絵も観たい。2014/10/28
すみれ
3
1990年出版の絵画集、古書店にて入手。図版130収録。ラファエル前派の理想性と寓意性を「女」というテーマで追及したもの。フェミニズムによる絵解きと言ってもよいようだ。図版にない絵画作品についても多く言及。女性モデルと作家、絵との関係性についても詳しく述べられている。10章で構成。キーツ、テニソン、ロセッティ等の詩行や、聖書、歴史、シェイクスピア、ダンテ等の物語からインスピレーションを得て制作されている作品が多い。美しさを味わうべく手にとったのだが、10章それぞれの視点に寄ってのシャープな鑑賞となった。2018/11/10