内容説明
企業が発行するアニュアルレポート(年次報告書)は、投資判断に欠かせない情報の宝庫である。特にトップマネジメントが株主・投資家向けに語りかけるメッセージは、経営者の資質や信頼度を図るバロメータである。この本では、「儲かっている企業」ではなく「信頼できる企業」を見つけ出し、投資を成功させるための秘訣を紹介している。投資家だけではなく、企業経営者やIR担当者にとっても必読の書である。
目次
CEO(最高経営責任者)の信頼度が投資の決め手(九・一一テロ事件以降の戒め)
頭脳さえあれば…(「年次無駄話」か、「年次報告書」か)
一夜限りか、長い良好な関係か(拝啓株主様)
蛍の光(企業目標と決議)
最も大切な基本(目標を結果に結びつけるために)
「本当の『利益』とは、一体どれのことなんだ」(財務成績)
魔法の一言を唱えよう(「キャッシュ」)
「本質的価値」を嗅ぎあてるコツ(事業機会)
油田を求めて掘る(利益ドライバー)
「両脳使い」の経営学(CEOのストーリーセンス)
「目に見える」ように語る(戦略センス)
感情優位の時代(想像力とフィーリング)
不朽の真実(企業理念)とビジネス(CEOと企業価値の関係)
そこにはどんな情報が含まれているのか(株価とCEOメッセージは響き合う)
著者等紹介
リッテンハウス,ローラ・J.[リッテンハウス,ローラJ.][Rittenhouse,L.J.]
NYに本社を構えるIRコンサルティング会社andBEYOND Communications Inc.の代表取締役社長。財務戦略及び財務広報のスペシャリストで、アニュアルレポートの「CEOメッセージ」の評価・分析を行い、業績・株価パフォーマンスとの相関関係を解明。リッテンハウス・モデルという独自の評価指標の確立で、毎年有力米国企業のCEOメッセージのランキングを発表し反響を得ている。同社設立前は、米国を代表する投資銀行リーマンブラザーズのインベストメントバンカーとして活躍。コロンビア大学MBA
梶原伸洋[カジワラノブヒロ]
IR(財務広報)コミュニケーション支援の専門企業、株式会社エッジ・インターナショナルの代表取締役社長。慶應義塾大学を卒業後、外資系IRファームを経て1990年に同社を設立。IRの基本は「誠実で透明性の高い企業経営の実践と、徹底した説明責任の遂行に尽きる」をモットーに、20年以上にわたり数多くの日本企業の海外財務広報を支援している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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