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目次
〈ブランクへ/ブランクから〉(市川浩)
ARAKAWAへの/からの助走(三浦雅士)
1 主観性の中性化
2 位置づけと移動
3 あいまいな地帯の提示
4 意味のエネルギー(生化学的、物理的、精神物理的諸相)
5 意味の諸段階
6 拡大と縮小―尺度の意味
7 意味の分裂
8 組み立て直し
9 逆転可能性
10 意味のテクスチャー
11 意味の図形化
12 意味の感情
13 意味の論理
14 意味の記憶の構築
15 知性の意味
16 検討と自己批判
荒川修作年譜
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
1
Blankは広がりではない。広がりは人間の認知によってBlankを制限した残滓である。或るカテゴリーと別のカテゴリーが対応すれば、記号と意味のカップルができるが、「絵画」という記号が或る対象を指すことは、「picture」という記号が同様の対象を指したとしても「同じ」ではない。意味からの類推はいつも対応した後に可能となるからだ。では「或る」(a certain)と名指すことを保証し、「絵画」というカテゴリーを決めたのは何か? 荒川+ギンズはBlankを制限する美術館に、「絵画」に似せた爆破装置を仕掛けた。2017/02/11