内容説明
“作詞脳”を育てるために。例えば、カフェでのひとコマ。あなたは何を見て、どのように感じ、どんなストーリーを描きますか?
目次
序章 作詞を勉強する前に知っておいてほしいこと
第1章 目線の拡大
第2章 発想の拡大
第3章 物語の描き方
第4章 キャッチーな表現を生む方法
第5章 歌詞の書き方
第6章 仕上がりチェック方法
第7章 プロに学ぶエトセトラ
著者等紹介
島崎貴光[シマザキタカミツ]
作曲家/作詞家/編曲家/サウンド・プロデューサー/ディレクター。株式会社スマイルカンパニーと専属作家契約を結び、J‐POPシーンを中心にアニメ音楽やゲーム音楽など、幅広い分野で数多くの音楽制作を手掛ける。2006年「第48回日本レコード大賞」において、w‐inds.「ブギウギ66」、中ノ森BAND「Fly High」の2作品で「レコード大賞金賞」を2作品同時受賞という快挙を成し遂げる。また2011年には第47回日本クラウンヒット賞においてSKE48「青空片想い」(作曲)が「シングルヒット賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッポニア
39
歌詞を学ぶ、一見意味のないことに思えて、実は想像の幅を広げることになる。以下メモ。歌は3分間のドラマ、主人公の存在を忘れずに。目線と発想の拡大が作詞の最も効果的な勉強。客観的な目線で想像、情報の量と質、温度感まで変わる。目線をずらして言葉を言い換えてみる。絞り込み&拡大で想像、最初から綺麗なものを作らなくても良い。起承転結、結着地点から考える。その背景、テーマ、設定を決めておきそこに主人公、目線を置く。あらすじを考えておいて、その中の1場面を描く。あらすじを口語体にしてみる。言葉の切り方で印象は変わる。2025/06/11
Hammer.w
9
新曲作成のため、1ヶ月ぶりに読み返しました(笑)「目線と発想の拡大」。う~ん…前より難しく感じました。答えがないからか、イメージを追いすぎているからか。歌詞を書きながら、そして書き終わった時に読むと良いと思います。修行修行♪2016/02/05
Hammer.w
9
初めて作詞に関連する本を読みました。『作詞とはこういうもの』という先入観を見直せる機会がこの本に書かれています。綺麗な言葉や比喩を多様、良いことばかりでないリアルな言葉が自分に寄り添ってくれる…表面的でない歌詞(物語、人生)を表すことは難しいです。2016/01/04
無理無理無理
3
● 構成: 理論編(7割)と実践編(3割)。 理論編 →「目線」と「発想」を広げる方法、物語の生み出し方、キャッチーな表現の生み出し方について解説。 実践編 →著者が実際に歌詞を書きながらそのプロセスについて解説、仕上がりチェックの方法について解説。 ● 感想: 理論編 →特別目新しい情報はありませんでした。 実践編 →素晴らしかったです。テーマ設定→主人公の設定→リスナー設定→物語のあらすじ作成→歌詞に落とし込むまでのプロセスが非常に分かりやすく、これならできるなと自信が湧きました。2017/12/21
たけ
3
メロディの言葉を載せる「作詞」のテクニック本ではなく、作詞を行うためにまず必要な基本理念としての目線と発想を説いています。後半は実際に作詞する様子をなぞっていて、非常に良い構成です。作詞後の確認観点ものっていて良い。本書の内容から取り入れるものを取り入れて、自分の作詞スタイルを見直したい。2017/07/31