内容説明
すさまじい闘いを乗り越えた家族の愛。地方の静かな街で本当に起きた愛の感動物語。
目次
第1章 闇からの誘い(別世界との出合い;地獄への道;闇の中で;発覚)
第2章 明日に向かって(闘いの始まり;彼女の存在;限界;鉄の扉;回復の兆し;光の中へ;それからの太郎)
著者等紹介
福田博[フクダヒロシ]
昭和25年生まれ。自営業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん
15
一人さんの話ではなく、一人さんが聞いて感動した話です。太郎という青年が薬物に手を出し、そこから立ち直る過程が描かれています。一回手を出したら最後で、自力で抜け出せるものでは有りません。父親は葛藤の末、精神病院に入院させる事を決意し、太郎はその意を理解し、強制入院ではなく、任意入院をします。太郎の入院する病院では、任意入院は前例のない事だそうです。この本を読んで思うのは、家族同士の絆の深さです。私も家族同士の絆を大切にしていきたいと思います。2015/02/05
エーコ
0
「やっていなさそうな喫茶店を見たとき、私はどうしてもこの店に入らなければいけないという気持ちにさせられました。」霊感でしょうか。2012/12/21
森田裕之
0
麻薬中毒になった息子を持った父親の苦しみと、その息子を必死で救おうとする家族の深い愛情の物語。麻薬がいかに恐ろしいものか、そしてその恐怖への入り口が意外と身近なところに潜んでいることを教えられると同時に、子どもへの躾や接し方についても考えさせられた。2012/10/04