内容説明
「生まれてすみません」は盗作?太宰は実は「陽気で快活」酔った時の癖は?様々な興味深いエピソードをもとに昭和最強のベストセラー作家をまる裸にする一冊!ミーハーと言われても、暗いと言われても、やめられないんです…太宰。
目次
1 太宰治の作品―大宰文学誕生秘話
2 太宰治の青春―さまよいつづけた天才児
3 太宰治の恥―ひとごとながら恥ずかしい
4 太宰治と女―あぁ華麗なる女性遍歴!
5 太宰治の実像―案外フツーの人なんですね
6 太宰治の友人―広い交遊関係が示す人柄
7 太宰治の性格―本当に変わり者だったの?
8 太宰治の死後―高まる太宰文学の評価
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TERU’S本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桜もち
35
太宰治の学生時代や女性関係、友人関係、周りの人間が語る性格など。ナンシー関の本文イラストが良い。好んで口ずさんだ俳句の一つが「春風や麦の中ゆく水の音」。この句のかるみと透明感が太宰作品に反映されてるのかな。このムックには斜陽など主要作品のあらすじも掲載されており、それがコンパクトに上手にまとめられていて感心した。あらすじというのは下手に書くとかなりつまらなくなるがこれは違った。2019/09/27
まゆまゆ
19
私みたいな、なりふり構わない太宰ファンが読むような本(笑)。chapter1~8からなる1冊。それぞれ、太宰治の作品、青春、恥、女、実像、友人、性格、死後とテーマが決められており、まさに太宰治が”わかる”本でした。笑えるエピソードや意外な一面が見えたりなど、他の本で知っていた話もありましたが楽しく読了。やっぱり、暗いんだか明るいんだかよく分からない不思議な人ですね^^; 酒場でヤクザに絡まれて、井伏さん置いて走って逃げちゃった話が一番好きです(笑)2016/06/20
ねぼちゃん
2
有名なエピソードから初めて知るエピソードまで、太宰のことをとことん知れる一冊。どちらかと言えば人間味あるエピソードが多く、作家としての太宰を超えて人間としての太宰治をうかがい知ることができる。とはいえ、やはり謎の多い人物ではある。作品コラムの解説も読み応えがあり、簡潔に魅力を伝えているので感心してしまった。酒場で絡まれた太宰が井伏鱒二を置いて一人逃げたエピソードが一番好きですね。2022/05/06
りんご
2
太宰治の解説本。新潮社の文豪ナビとあわせて読んだ 太宰治のいろんな面を知ることができました2021/05/13
なおぞーちゃん
2
太宰治倶楽部「もっと太宰治 太宰治がわかる本」(KKロングセラーズ)読了。これはいったい、どの読者層に向けて書かれたものなのかがいささか疑問。読んだことない人が読んで、太宰治読んでみようってなるかなぁ?太宰治読みはじめた人かしら。「もっと」ってついてるから、そういうことか。2015/09/21