内容説明
酒、たばこ、偏った食事に不規則な生活…。ストレスまみれの現代人の「脳」は、SOSを発信している。すぐにキレる子供、周囲を気にすることができない身勝手な若者、大人にも言えることである。さらに幼児虐待、うつ病などストレスによる病気も急増している。“危ない日本人”を救うには、どのように対処したらよいか。そのカギは、脳の最高中枢“前頭連合野”を元気にすることにある。
目次
1 脳はだいじょうぶか
2 脳を育てるということ
3 心は脳のどこにあるのか
4 男の脳、女の脳
5 心の病気、脳の病気は治せる
著者等紹介
沢口俊之[サワグチトシユキ]
1959年東京生まれ。北海道大学理学部卒業。84年京都大学大学院理学研究科修士課程修了。87年京都大学理学博士取得。88年ブレインサイエンス財団・塚原賞新人部門受賞。88年エール大学医学部神経生物学科P.S.Goldman‐Rakic研究室にポストドクとして渡米。91年京都大学霊長類研究所助手を経て、96年北海道大学心理システム科学講座の助教授、99年から北海道大学大学院医学研究科脳科学専攻機能分子学分野教授、現在に至る。新聞・雑誌、マスコミで活躍する、わが国、脳科学研究の第一人者
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