中公文庫<br> 化物園

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中公文庫
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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122076549
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

「私は人ではありません。数百年を旅して回り、メンタマグルメに興じています」

公園の雑木林を狩り場に、人間のメダマを狙う《猫》。
かかわったものに呪いをかけ、どこまでも追いかける《蛇》。
甘言で家を乗っ取り、金だけさらっていく《狐》。

古今東西、人間の陰に生き、喰らい、時に育てる化物たち。
その醜くて愛おしい姿を、とくと、ご覧あれ!

醜悪、異様、狡猾、艶然――。
恒川光太郎が描く、身の毛もよだつ究極のホラー七篇!

内容説明

「私は人ではありません。数百年を旅して回り、メンタマグルメに興じています」公園の雑木林を狩り場に、人間のメダマを狙う“猫”。かかわったものに呪いをかけ、どこまでも追いかける“蛇”。甘言で家を乗っ取り、金だけさらっていく“狐”。古今東西、人間の陰に生き、喰らい、時に育てる化物たち。その醜くて愛おしい姿を、さあ、ご覧あれ!

著者等紹介

恒川光太郎[ツネカワコウタロウ]
1973年東京都生まれ。2005年『夜市』で日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。同作で直木賞候補に。14年『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ざるこ

30
7篇。自然と同化し時間をかけてその場に溶け込み目に見えぬ何かに変貌する。それが「バケモノ」と言われるモノ(者)ではないかと想像を巡らせる。蛙の卵や海月を大量殺戮していた自身の子供時代を思い出し、あの残虐が私の奥底にも眠ったままでいないかと「胡乱の山犬」のリアルな迫力を肌で感じて血の気が引く。ひとの思念から生まれたであろうバケモノが自身の存在に疑問を持つ「音楽の子供たち」に至り、侘しさとも寂しさとも感じるラストに不思議な充足感を覚えた。メンタマグルメに興じるケシヨウの白昼の惨劇は戦慄!サバ虎猫おそろしや…。2025/06/12

まさ

22
単行本で読んでいるのだけど文庫が出たので再読。恒川さんの世界は黄昏時の朧げな広がりであることが多いのだけど、この短編集、特に前半は真夜中のような暗さが際立つ。後半はなんだか綺麗とも思える世界なのだけどね。久しぶりの再読だけど忘れている部分も多々ありました。2025/06/23

アーモンド

12
ジャンルはホラーになるのだろうか?そうとは言い切れない不思議な感覚を味わった。魔物が存在する世界を受け入れてしまうような気持ち。人も見方によっては魔物だ。人間を飼ってみようと思う存在があっても不思議ではないかもしれない2025/06/30

ひろ

11
7編の短編には、それぞれ動物の名前が含まれている。猫、鼠、蛇、狐、犬、鳥、そして…。公園で化物を狩ろうとする1話目から、ホラー純度が高くて嬉しい。続く話もしっかりと恐怖を与えてくる。中盤からは趣が変わり、物語の時代や舞台が広がっていく。ホラーだけでなく、ファンタジーやSFといった多彩なジャンルを描く恒川さんの魅力が存分に詰まっている。短編の並びも秀逸で、暗く鬱々とした前半から、後半に向かって次第に視界が開けていく。ラストは思わず泣きそうになるほど胸が熱くなった。想像を超える満足感に浸れた一冊だった。2025/07/19

KDS

6
「化物」をテーマにした七編の短編集。それぞれ独立した話ではあるが、全てのエピソードに共通して「ケシヨウ」という猫のような姿の化物が登場することから、連作とも解釈できる。一番面白いのは冒頭の「猫どろぼう猫」。この話の「ケシヨウ」が最も化物じみていてゾクゾクさせられた。さらに二話目、三話目と読み進めていくにつれて何やら時系列が逆行しているような感覚に陥る。どこの国の話なのか、時代もいつなのかよくわからない六話目「日陰の鳥」を経て、ラストの「音楽の子供たち」は未来世界のことのようにも感じられた。不思議な読後感。2025/07/02

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