出版社内容情報
全国の公立学校で2000人以上の先生が不足
公立小中学校教員の約6人に1人が非正規
日本の教育現場、その驚くべき実態!
先生不足はなぜ起きているのか? その大きな原因であり、教育現場が長年〝見ないふり〟をしてきた非正規教員問題の実態をはじめてあきらかに! 「安上がり」な手段としてすすむ教職員の非正規化によって、いま、日本の教育に穴があこうとしている!
内容説明
全国の公立学校で2000人以上の先生が不足。公立小中学校教員の約6人に1人が非正規。日本の教育現場、その驚くべき実態!
目次
第1章 教員不足・非正規化の実態(教員不足の実態とその背景―非正規教員の不足とどう関係しているのか;「教員不足」に追い詰められつつある教育行政;「使い捨て」にされる教師たち)
第2章 もう限界!現場の声(非正規に支えられる学校教育;限界間近の現場からの声 今すぐ教員を!;学校現場で非正規教職員を続けてきて;非常勤講師にも誇りと尊厳を;非常勤教員に残業代を)
第3章 私学、大学、教育行政は今(私学の存立と「非正規」教員問題;大学非常勤講師の実態と待遇改善;非正規雇用のための雇用マッチング組織の問題性)
第4章 教員不足・非正規化と教育の未来(非正規教員とは?どのように増えているのか?;専門性からみた非正規教員の任用拡大―教職全体の問題としての非正規教員問題;教育改革の終着地としての教職のディストピア―「教員不足・非正規化」問題のゆくえ;おわりに 先生が足りない、教育が危ないともに危機の克服へ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フム
35
図書館本。3月か4月頃だったろうか、教員不足のニュースを聞き驚いたものだ。教員採用試験の倍率も下り、先生という職業が人気がなくなっているという。ここ20年、教員の非正規雇用化が凄まじい勢いで進められてきた。2000年代の人件費削減政策は現場の多忙化、教員の疲弊病気休職へとつながった。教育という、国の未来に関わることにお金を出し惜しみする国なんだということが残念でならない。そして経産省が描く「未来の教室」は最新テクノロジーを駆使して教育のイノベーションを図っていくことを目指している。2023/07/20
takao
2
ふむ2024/05/09
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- 和書
- 森田療法の世界