内容説明
人口32万の北欧の島国アイスランド。ヨーロッパの最貧国のひとつが、世界的な金融帝国へ変貌を遂げたものの、2008年秋、金融崩壊の激震地として1週間のうちに国そのものが破綻した。同国最大の銀行の主任エコノミストであった著者が、現場の証人として金融バブルから国家破綻に至るまでの衝撃の過程を克明に記した警告の書。
目次
序章 炭鉱のカナリア
第1章 アイスランドの謎
第2章 バンキング・システムの誕生
第3章 バンキング帝国への変貌
第4章 ガイザー(間歇泉)・クライシス
第5章 バブルを生きる
第6章 地獄への道
第7章 国家破綻の現実
第8章 ロスト・イン・アイスランド
終章 テムズ川沿いのレイキャビク
著者等紹介
ジョウンソン,アウスゲイル[ジョウンソン,アウスゲイル][J´onsson,´Asgeir]
1970年アイスランド北部で生まれる。1994年アイスランド大学経済学部卒業。2001年インディアナ大学で博士号取得(貨幣経済論、国際金融論)。2001‐2004年アイスランド大学経済学部准教授。2004年カウプシング銀行主任エコノミスト。2006年同行調査部長。2008年アリオン銀行調査部長。2011年よりアイスランド大学准教授(貨幣・銀行論)、GAMMAアセット・マネジメント経済アドバイザー。フルブライト・プログラムならびにアメリカ・スカンジナビア財団フェローシップを授与され、銀行・金融論、経済史・経済学説、アイスランドの経済と歴史に関する多くの業績がある
安喜博彦[ヤスキヒロヒコ]
1940年大阪府で生まれる。1963年大阪府立大学経済学部卒業。1968年大阪市立大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、関西大学名誉教授。博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
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takao