内容説明
法整備支援という“法の分野の国際協力”への挑戦。インドネシア法における諸外国の影響、法の発展、社会と法の関係を、法学、法実務、政治学、人類学、社会学というの多彩な分野の専門家が明らかにする共同研究の成果!
目次
第1部 インドネシア法の全体像(インドネシアについての概観;法主体としての「インドネシア人」の創造;インドネシア憲法思想の展開―人権概念を中心に)
第2部 公式法と非公式法(イスラーム法の現代的展開;慣習法と国家法;森林行政と慣習林;東ティモールにおける国際社会からの支援と慣習法の関係の変化―紛争再発防止に向けた動き)
第3部 経済発展と法制度改革(知的財産法;不動産法制―社会主義と資本主義の狭間で;レフォルマシ後の労働法―新たな社会契約の成立;医療保障制度の改革;資源開発―石油天然ガス法の事例から)
第4部 国家機構における法制度改革(汚職取締りと司法改革;和解制度への取り組み;東ティモールの国家構築と法制度構築;政治改革と法律扶助運動)
資料 インドネシア共和国憲法
著者等紹介
島田弦[シマダユズル]
名古屋大学大学院国際開発研究科教授。名古屋大学大学院国際開発研究科博士後期課程修了。博士(学術)。専門はインドネシア法・比較法
鮎京正訓[アイキョウマサノリ]
愛知県公立大学法人(愛知県立大学、愛知県立芸術大学)理事長、名古屋大学名誉教授。慶応義塾大学法学部卒業、早稲田大学大学院法学研究科博士課程満期退学。岡山大学教養部助教授、名古屋大学大学院国際開発研究科教授、大学院法学研究科教授、法政国際教育協力研究センター長、大学院法学研究科長・法学部長、理事・副総長を経て、2015年より現職。専門、ベトナム憲法史・アジア法。博士(法学)(名古屋大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。