内容説明
解雇規制の柔軟化、有期雇用の拡大、派遣労働の自由化、裁量労働制の拡大、成果主義の導入、ホワイトカラーイグゼンプション構想など、グローバル化する企業の経営戦略に応えて進行する法改正…。労働法の基本原則をふまえた法政策を対置する共同研究の成果。
目次
新時代の労働法の課題
第1部 職場環境の変容と労働法(労働条件の個別化と就業規則・労働契約の法ルール;成果主義賃金の法律問題―年俸制を中心に;ホワイトカラーの働き方―裁量労働制を中心として ほか)
第2部 人事・雇用管理の変容と労働法(人事異動と労働者の働き方―配転・出向・転籍;企業組織の変動と労働契約関係;秘密保持・競業避止義務 ほか)
第3部 雇用形態の変容と労働法(雇用形態の多様化と労働者概念;有期雇用拡大政策と法的課題;パート労働の将来像と法政策 ほか)
著者等紹介
西谷敏[ニシタニサトシ]
大阪市立大学
中島正雄[ナカジママサオ]
京都府立大学
奥田香子[オクダカオコ]
京都府立大学
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