内容説明
「日本」がわかる最古の歴史書。「令和」だからこそ読みたい神々の物語と天皇の系譜。最も読みやすくわかりやすい!学び直しに最適な入門書。日本人なら一度は読みたい『古事記』を、古代史のエキスパートによる簡明な表現と、豊富な図表でわかりやすく解説。さらに古代と現代をつなぐゆかりの神社のうち70社を紹介。
目次
序章 『古事記』の始まり
第1章 国の創世物語(天地の始まり;伊邪那岐命と伊邪那美命;天照大御神と須佐之男命;大国主神の国作り)
第2章 皇室の起源神話(迩迩芸命と天孫降臨;海佐知〓古と山佐知〓古;神武天皇)
第3章 天皇と大和朝廷(崇神天皇と垂仁天皇;倭建命の遠征;神功皇后と応神天皇)
著者等紹介
武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。文学博士。2019年3月に明治学院大学教授を定年で退職。専攻は日本古代史、歴史哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぺんぐぃん
2
皇室が自家の信仰(天照大御神)を豪族達に強要せず、豪族達が祀る神々(山や海を含む)を重んじ続けた。そして国内すべての神を祀ることによって、神々が力を合わせて人々を災いから守ると考えられるようになったらしい。一国を収める権力を持っていても人々に特定の信仰を押し付けるべきではない。八百万の神の思想。キリスト教徒とイスラム教徒に教えてやりたい。神功皇后伝説が、宗像三神の霊験譚だったことも知らなかった。教養不足の為、あまりにたくさんの神々の名前に振り回されっぱなしだった。ゆかりの神社のコラムは旅情を誘う。2019/12/09
犀門
2
No.179★★★★☆『神話』は決して嫌いじゃない。唯一の難点は神々の多さ。名前もなかなか頭に入ってこないので、有名どころの部分だけ学習した。しかし、やはりこの種の話は『解釈次第』。どれが正しいかなんて分かりゃしない。すんなり頭に入ってきた物を受け入れるしかないのだ。2019/12/04
inaryoXD11
0
内容は知っていることばかりですが、解説付きで読むと面白かったですね。どんな根拠で言っているのかわからないことが多くありましたが、現在の一般的な認識なんだろうと、納得するようにしました。 神社の紹介があるのは、神話や古代史を身近に感じられてよいです。2020/02/18