映画を撮りながら考えたこと

個数:

映画を撮りながら考えたこと

  • ウェブストアに12冊在庫がございます。(2024年04月25日 10時51分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 414p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784903908762
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0074

出版社内容情報

内容
『誰も知らない』『そして父になる』『海街diary』『海よりもまだ深く』...
全作品を振り返り、探った、
「この時代に表現しつづける」
その方法と技術、困難、そして可能性。
構想8年の決定版

映画は百年の歴史をその大河にたたえながら悠々と僕の前を流れていた。(中略)「すべての映画は撮られてしまった」というような言説がまことしやかに語られていた八〇年代に青春期を送った人間にとっては、今自分がつくっているものがはたして本当に映画なのか? という疑いが常にある。しかし、そんな「うしろめたさ」も、そして血のつながりも越えて、素直にその河の一滴になりたいと僕は思ったのだ。 ――「あとがきのようなまえがき」より


著者情報
是枝裕和(これえだ・ひろかず)
映画監督、テレビディレクター。1962 年、東京生まれ。早稲田大学卒業後、テレビマンユニオンに参加。主にドキュメンタリー番組の演出を手がける。1995 年、『幻の光』で映画監督デビュー。2004年、『誰も知らない』がカンヌ国際映画祭にて史上最年少の最優秀男優賞(柳楽優弥)受賞。2013 年、『そして父になる』がカンヌ国際映画祭審査員賞受賞。2014年、テレビマンユニオンから独立、制作者集団「分福」を立ち上げる。最新作『海よりもまだ深く』は2016年5月公開。第8回伊丹十三賞受賞。著書に『雲は答えなかった 高級官僚 その生と死』(PHP文庫)、『歩くような速さで』(ポプラ社)、対談集に『世界といまを考える 1、2』(PHP文庫)などがある。


目次
第1章 絵コンテでつくったデビュー作
第2章 青春期・撮ることが楽しかった
第3章 演出と「やらせ」
第4章 白でもなく、黒でもなく
第5章 不在を抱えてどう生きるか
第6章 世界の映画祭をめぐる
第7章 テレビによるテレビ論
第8章 テレビドラマでできること、その限界
第9章 料理人として
終章 これから「撮る」人たちへ

内容説明

『誰も知らない』『そして父になる』『海街diary』『海よりもまだ深く』…全作品を振り返り、探った、「この時代に表現しつづける」その方法と技術、困難、そして可能性。

目次

第1章 絵コンテでつくったデビュー作
第2章 青春期・挫折
第3章 演出と「やらせ」
第4章 白でもなく、黒でもなく
第5章 不在を抱えてどう生きるか
第6章 世界の映画祭をめぐる
第7章 テレビによるテレビ論
第8章 テレビドラマでできること、その限界
第9章 料理人として
終章 これから「撮る」人たちへ

著者等紹介

是枝裕和[コレエダヒロカズ]
映画監督、テレビディレクター。1962年、東京生まれ。早稲田大学卒業後、テレビマンユニオンに参加。主にドキュメンタリー番組の演出を手がける。1995年、『幻の光』で映画監督デビュー。2004年、『誰も知らない』がカンヌ国際映画祭にて史上最年少の最優秀男優賞(柳楽優弥)受賞。2013年、『そして父になる』がカンヌ国際映画祭審査員賞受賞。2014年、テレビマンユニオンから独立。制作者集団「分福」を立ち上げる。最新作『海よりもまだ深く』は2016年5月公開。第8回伊丹十三賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 3件/全3件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かみぶくろ

127
商業性と作家性を兼ね備える(日本ではもはや絶滅危惧種だろう)是枝監督がデビューから20年の軌跡を振り返るファン必読の書。全作品について、テーマ、演出の狙い、想い、撮影秘話なんかを惜しげもなく披露していて、鑑賞の参考どころか、もはや感動した。芸術家風を吹かすこともなく、我々と地続きの普通の思考で、誠実に悩み、考え、一歩一歩挑戦していくところに超好感。個人的には『空気人形』のテーマに関する言及「他者に息を吹き込まれることで満たされていく=空虚とは他者に開かれる可能性である」って部分で目からウロコが落ちた。2016/07/12

なゆ

82
是枝監督の映画の雰囲気が大好き。是枝作品の根っこみたいなものが、この本から見えてくる。うなずける言葉がたくさん。ディレクターとしてTVのドキュメンタリーの世界で見えたもの感じたもの、撮りたいものとの距離感。そこから映画へ。私の大好きな「歩いても歩いても」は是枝監督自身も思い入れある作品だが興業的にダメで、映画はしばらくお休み宣言をするほどだったとか。映画を撮るための経済的な話とか、各国国際映画祭の学ぶべき点、残念な点、あとはバラエティと欽ちゃんについての話も面白かった。パルム・ドール受賞、本当に良かった。2018/06/28

コットン

75
デビュー作から2016年の『海よりもまだ深く』までの自作品を監督が自ら紐解く。テレビにおいては、自分の担当する番組で環境庁企画調整局長が水俣病裁判の国側の責任者として患者と行政の板挟みになった末、自殺した件でその妻に話を聞く時に彼女の優しさに接して、この優しさに応えられる番組にしようと心に誓うと言う。それには人と人との繋がりの面白さと大切さを考えさせられました。また、海外の映画祭における観客の映画へのほとばしる愛が凄い。2020/01/19

ぶんこ

60
映画よりは本なので、映画を監督を主にして観るという視点がありませんでした。それだけに映像好きな家族の好きな監督礼賛話はチンプンカンプンだったのが、この本を読んで気持ちが一新されました。今は是枝監督の作品を集中的に観たいです。特に「奇跡」は子どもたちと監督のやりとりを読んで「このシーンは何を考えているのですか」と聞く子供に驚嘆しました。子供だからと侮れない。またラフォルジュルネでお馴染みのフランスのナントで、映画祭も行なわれているとは驚きでした。ナントのように映像や音楽に力を入れている都市は素晴らしい。2018/07/05

おさむ

50
いま最もシンパシーを感じる日本の映画監督、是枝裕和さん。全作品を振り返ってみたのがこの本。最新作「海よりもまだ深く」は「作家」に戻って書いてみた小品とのことですが、心に染みた作品でした(幼い頃、団地暮らしの経験者は必見ですよ)。拘るテーマは、遺された者たちなんですね。テレビや映画界の可能性を信じつつ、その在り方をきちんと批判・主張する姿勢に芯の強さを感じます。2016/06/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11033291
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。