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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めっちー
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戦前戦後の同性愛小説を集めた本。借りるのは大変な度胸が必要だったよ…。実話を基にしたと言われる小説「エログロ男娼日記」の主人公である青年愛子が可愛かったが、結婚する相手への仕返しの仕方を見ると、やはり男性である。これが昭和四年に発行されたのが凄い。考えてる時は「僕」、話す時は「アタシ」、真面目な時は「私」と場面により一人称を使い分けている。他には「男娼の森」と「ゲイ」というそのままズバリ題名にした戦後の小説が収録されている。読んでよかったが、初版本をそのまま採録したので、読み辛い所があったのが残念である。2017/01/13