感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KUMAGAI NAOCO
1
インド初のノーベル文学賞受賞者でもあるタゴールの長篇小説。時代はイギリス統治下のカルカッタで、弁護士の卵のラメシュは帰省するなり父の命令で会った事もない女性と結婚する事になり、新婦の家族と共に船旅をする羽目になるが、船は急な嵐で難破、ラメシュと新婦だけが生き残る。だが新婦だと思っていた娘は調べていくうちに別の人の妻になる女だった…とまあ、なかなかドラマチックな展開へ。ラメシュが密かに結婚を考えていたヘムナリニが1番の被害者でもあるし、子供の結婚が1番の幸せだと躍起になる老人達がここ日本にも多くいそう。2024/03/30
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