内容説明
本書は、国際法の一分野としての戦争法、国際人道法の展開とその内容を概説したものである。この増補では、1990年代における人道法の展開をめぐる新たな動き―国連事務総長告示による国連軍への人道法適用問題、対人地雷の禁止、核兵器使用の合法・違法性に関する国際司法裁判所の勧告的意見、こどもの戦闘参加の抑制など―を取り入れて、補正・補筆を行っている。人道法の重大な違反に対する個人の刑事責任追及が顕著になってきたので、補論中に「国際刑事裁判制度」の節を設けて説明した。
目次
序論 国際人道法の概念
第1編 戦争観念の転換と国際人道法の位置(戦争法から人道法へ;人道法の有効性 ほか)
第2編 国際武力紛争と人道法(国際武力紛争の範囲―人道法適用の開始と終了;害敵手段・方法の規制 ほか)
第3編 非国際武力紛争と人道法(内戦と戦争法・人道法の関係;非国際武力紛争の人道法)
補論 現代武力紛争と人道法の適用
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