出版社内容情報
本書は、3年前に発刊した全日本病院協会の医療の質向上委員会が検討してきた、情報を共有するための診療情報の活用、医療の質において最も重要かつ基本的な要素である診療情報・診療録のあり方、診療録の標準化とわかりやすい診療録についてまとめた「標準的診療録作成の手引き」を、この間の医療提供の在り方、医療従事者と患者家族との関係、電子カルテをはじめとする情報技術の進展を反映し、全面的に変更・追加し、書名も改めた。本書では、電子カルテを含む診療記録の最新の考え方を紹介すると共に、診療記録の書式および病院で実際に記載された具体的な帳票類や診療録の内容(電子カルテ移行段階における事例含む)を掲載している。各医療機関にあった診療録を作成し、医療の質向上に役立てるための参考にしていただきたい書です。
内容説明
本書では、電子カルテを含んだ診療記録に関する最新の考え方を紹介しているだけではなく、医療の質向上委員会委員の病院で実際に記載された具体的な帳票類や診療記録の内容を掲載している。また、電子カルテへの移行段階における事例を紹介している。
目次
1 診療録と診療記録
2 開示にたえる診療記録
3 医療の質向上に資する診療記録
4 診療記録の書き方
5 診療情報管理
6 診療記録の管理
7 診療記録の法的位置付けと医療安全管理
8 診療情報の電子化
9 今後の方向性
10 診療記録の編綴方法と主要記載用紙
11 診療記録の事例
資料