出版社内容情報
小野不由美が手がける初めての怪談百物語本
■ポイント
九年ぶりの新作。小野不由美が初めて手がけた百物語怪談本。怪談文芸の最高傑作の誕生。幽連載に新作書き下ろし十八編を加えた充実の一冊。長編ホラー『残穢』(新潮社)と本書は、つながっているーー。
■内容
お気に入り(抜粋掲載) Yさんの娘は、近頃ようやく単語をいくつか喋れるようになったところだ。お気に入りの玩具は「みふぃ」のぬいぐるみで、お気に入りの遊びは「ぶらんこ」。ぬいぐるみはYさん自身がお友達として買い与えたものだが、なぜブランコが好きなのかは、よく分からなかった。(略)。そもそも少し不思議なところのある子なのだ。 動物や子供には、大人の眼には見えないものが見える、という。(略)。何かの折にふっと視線を上げ、そしてしばらく食い入るように宙を見ている。----虚実半ばする怪談文芸の頂点を極めた傑作! 『幽』好評連載に加え新作十八編を書き下ろし収録。小野不由美が初めて手がける百物語怪談本。
目次
未来へ
増える階段
マリオネット
一緒に見ていた
踊り場
K二六五
遺志
隠れ鬼
続き部屋
鬼〔ほか〕
著者等紹介
小野不由美[オノフユミ]
12月24日、大分県中津市生まれ。京都大学推理小説研究会に所属し、小説の作法を学ぶ。1988年、講談社X文庫ティーンズハートからデビュー。89年から発表の「悪霊」シリーズがヒット、人気シリーズに。現在は、怪談専門誌『幽』で「営繕かるかや怪異譚」を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒロ@いつも心に太陽を!
ハイランド
ひめありす@灯れ松明の火
poke
みっちゃん