メディアファクトリー新書<br> 桶狭間は晴れ、のち豪雨でしょう―天気と日本史

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桶狭間は晴れ、のち豪雨でしょう―天気と日本史

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  • サイズ 新書判/ページ数 185p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784840142779
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0221

内容説明

雨中の奇襲を決行した織田信長、嵐が状況を一変させた元寇…。天気が歴史を左右したといわれる事例は多い。だが、われわれが知る「定説」は、真実なのだろうか?本書は、日本史に魅せられた気象予報士が当時の史料を徹底的に読み込み、土地の天候を調べることで、「あの日の天気」と、それが歴史に与えた影響を明かす試みである。

目次

はじめに 歴史の記録から気象がわかる。そしてもっと歴史がわかる
第1章 博多湾で神風が吹くでしょう
第2章 桶狭間は晴れ、のち豪雨でしょう
第3章 壇ノ浦では潮の満ち干きにご注意ください
第4章 季節風に乗って島津勢が来そうです
第5章 二・二六は大雪に見舞われるでしょう
第6章 異人さんは台風に泣くでしょう
おわりに 暑くて寒くて雨雪が多い愛しきこの国

著者等紹介

松嶋憲昭[マツシマノリアキ]
1954年、福岡県生まれ。気象予報士。東京大学工学部卒業後、建設省(現・国土交通省)入省。建設省で道路行政に長く携わるなか沖縄総合事務局企画調整官、佐世保市助役、本四高速経営管理室長なども歴任し2008年退官。現在、建設コンサルタント会社に勤務。1993年の鹿児島豪雨を契機に気象災害の知識普及活動を開始し、気象予報士と建設のキャリアを活かして全国で防災技術などについての指導・講演を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rico

76
気象予報士の資格を持つ著者が、歴史的事件を気象から分析。ありそうでなかった切り口。残された文献から気象に関わる記述を丹念に拾い集め、現在の気象データと照らし合わせ、分析し・・・。天気予報っぽいタイトルがいい。他にも「博多湾で神風が吹くでしょう」(元寇)、「壇ノ浦では潮の満ち干にご注意ください」(源平の戦い)など。二・ニ六の背景に東北の冷害があったのは知らなかった。歴史的事件について見聞きするたびに、どんなお天気だったか気になりそうです。2020/04/26

ポチ

70
桶狭間の戦いでは、やはり雷雨が、それも雹まで降るほど凄かったらしい事が気象データから読み取れるとは凄い。壇ノ浦の戦いでは午前中は潮流に乗った平家が有利と思われていたが、実はブレーキのない自転車状態で操舵もままならなかったとは!2.26事件の背景に最悪の飢餓があるなど、う〜ん…と唸りながら読了しました。2017/12/11

さつき

58
元寇や桶狭間の戦い、二・二六 事件など歴史的事件の日の天気はどうだったのか?気象から歴史を考える試みが新鮮でした。積乱雲や梅雨前線の発生の仕組みなども、とてもわかりやすく説明されていました。壇ノ浦の戦いでは潮の満ち引きが勝敗に関わったとは聞いていましたが、従来言われているのとは逆の状況だったとは!目から鱗で面白かったです。2018/01/19

五右衛門

51
読了。面白かったですよ。史実をもとに当時の天候を解き明かす。時代シリーズ書かれても良いかも。日露戦争時の天候とか、関ヶ原時の天候とか、色々判れば おお~ってなりそう!2018/04/20

AICHAN

42
図書館本。桶狭間の戦いだけでなく元寇や2.26事件などの戦さや事変について、その日の天候を割り出し、天候が戦さや事変に与えた影響を推理する。桶狭間の戦いと元寇については面白かった。あとは「ふ~ん」という感じ。2018/11/16

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