MF文庫
田尻智―ポケモンを創った男

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784840127752
  • NDC分類 589.7
  • Cコード C0195

内容説明

世界中にブームを巻き起こした『ポケットモンスター』―この大ヒットゲームは、いったいどこからやって来たのか。その中心人物・田尻智が、昆虫採集に熱中した幼少時代、郊外での暮らし、モラトリアムな青年期、会社設立、そして『ポケモン』での成功まで。ビデオゲームにすべてを捧げた苦難と熱狂の日々を語る。羽海野チカとの対談を文庫特別収録。解説エッセイはブルボン小林。

目次

第1章 田尻智との邂逅
第2章 田尻智の80年代
第3章 田尻智の90年代
対談 田尻智×杉森建
第4章 田尻智の創り方
田尻智年表
特別収録 ゲームフリーク創刊号完全再録
特別収録 ゲームフリーク全バックナンバーリスト
特別収録 『クインティ』開発資料
特別収録 『ポケットモンスター』開発資料〔ほか〕

著者等紹介

宮昌太朗[ミヤショウタロウ]
1972年生まれ、石川県出身。大学在学中よりライター、編集者として活動を開始。雑誌編集部勤務を経て現在、UNDERSELL ltd.に所属。アニメ雑誌を初めとする各専門誌への寄稿のほかテレビアニメの脚本なども手がける

田尻智[タジリサトシ]
1965年生まれ、東京都出身。ライター活動と並行しながらテレビゲーム制作に携わり、自らの会社「ゲームフリーク」を設立。デビュー作『クインティ』を筆頭に『ヨッシーのたまご』など、数多くの作品を世に送り出す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

澤水月

34
LSD開発者ティモシー・リアリーにインタ、脳内変容への興味聞き出す。ピンクフラミンゴなどJ・ウォータース愛!パゾリーニも好きで作画の杉森氏に映像見せ嫌がられる…出自はゼビウスなど80年代ゲームの攻略・バグ都市伝説など同人ゲームフリーク、アングラ!“東京の盲腸”町田とボルチモアのサバービア(郊外都市)文化重ね鳩や鼠、ザリガニ採り昆虫採集…そう言った原風景が色濃く投影されるポケモン。ゲームで世界観変えたい!ポケGOはまさに資料画の通り街中で怪物たちと人が共存してる。オタ少年がビジネス大きくなり味わう痛み…2016/10/20

nao1

21
読んだのはかなり前。ゲームボーイでポケモンを交換するというアイディアは、田尻氏が少年時代に夢中になった虫取りでの虫の交換からきているという。虫の交換ができなくなった現代の子供がポケモンの交換をするのは本能だと思う。ゲームばかりやっていると批判する前に、子どもが自由に虫を取り、友達とワクワクしながら交換できる環境があるのかどうか考えてみてほしい。ポケモンのキャラはシルエットだけでもなんのポケモンは判別できるように練られているらしい。どのキャラもとてつもなく魅力的。妖怪に負けないで(笑)2016/01/17

緋莢

16
今でもシリーズの続編や派生作品が発表され、アニメも続いている「ポケットモンスター」。「ポケットモンスター」を作った中心人物である田尻智にインタビューし、その軌跡を書いています。「ゼビウス」は、『ゲームの企画書 1』で 遠藤雅伸を交えた中でも出てきていました。ゲームの話は勿論、オウムや宮崎勤事件、影響を受けたサブカルチャー、アニメ「ポケモン」で起こった事件などの話題にも触れられており、興味深かったです。この文庫版には、特別編として 『ダ・ヴィンチ』に掲載された羽海野チカとの対談も収録されています(続く 2019/11/11

nob

14
田尻智(ポケモンのサトシの名前の由来)のインタビュー。インベーダーにハマった田尻少年が、同人誌『ゲームフリーク』を出し、そこから如何にして『ポケモン』を開発したのか。杉森や増田、石原といった今でも活躍するゲーム開発者についての話も少し出てくる。注釈は160箇所もあり、読みにくい本だったが興味深い話ばかりだった。そこそこレトロゲームに詳しい人で無いと何を言っているのかさっぱりだと思う。でも、ポケモンという全世界で旋風を巻き起こしたゲームのメイン開発者の言葉はゲーマーなら是非1度は読んでおくべきだと思った。2017/10/01

かつばやし

12
田尻智へのインタビューを通して、ポケモンがどう生まれてきたのかを探る一冊。ゲームマニアの田尻少年がインベーダーゲームの攻略法などの複写コピーをホチキスで留めただけの同人誌である「ゲームフリーク」。これがポケモンを生みだした原点だった。ゲームを作る上で様々な経験があった方がいいと田尻は語っており、ポケモンは田尻自身の少年時代の経験を色濃く反映しているゲームになっている。田尻という人間の奥深さ、小学生時代自分が熱中したポケモンの制作の裏側がわかり、非常に面白かった。巻末にあるポケモン初期企画書もまた楽しい。2012/04/27

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