内容説明
本書では、世界と日本のサッカー選手の身体能力の分析、日本人の身体能力の分析、その歴史的背景についての研究を高岡が主として担当し、高岡の口述を松井が取材してきた事実報告を加え、文章にまとめた。また高岡の分析結果に従い、プレー中の選手の写真を松井が選定、収集した。
目次
第1章 もも前か、もも裏か(日本選手の身体能力は低くない;でも、1対1には、まだまだ弱い ほか)
第2章 柔らかい筋肉、硬い筋肉(カズは、日本サッカー界の功労者;「キング・カズ」と呼ばれる人気者 ほか)
第3章 世界のトップ選手は、全身の筋肉が柔らかい(自分のもも前に触ってみよう;今度は、立ったまま、もも前に触ってみよう ほか)
第4章 日本代表には希望がある(センターの通った選手はまだいない;日本人は農耕文化だからダメなのか? ほか)
著者等紹介
高岡英夫[タカオカヒデオ]
運動科学研究所所長。東京大学、同大学院教育学研究科卒。東京外国語大学講師等を歴任。幼少時より空手・合気道などの武道、剣術をはじめとした古流武術、気功、ヨガの修行に明け暮れる。その過程での発見とスポーツ科学を融合し、学問的に体系化した「運動科学」は、スポーツ、武道、武術、音楽、教育、医療、ビジネス、料理などあらゆる分野に応用領域を広げている。また、女子サッカー日本代表クラスをはじめ、オリンピック、世界選手権、国際コンクールをめざすスポーツ選手、音楽家等の指導もしている
松井浩[マツイヒロシ]
早稲田大学第一文学部在学中からフリーライターとして仕事を始め、’86年から3年間『週刊文春』記者。’89年から3年間タイで一休み。帰国後、『Number』で連載を始めたのをきっかけに取材対象をスポーツ中心にする
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