出版社内容情報
最大の安全地帯は敵陣にあり!最大の安全地帯は敵陣にあり!
本書は入玉の技術を、粘り強い棋風で藤井聡太七段の師匠としても有名な杉本昌隆七段が解説するものです。
入玉とは敵陣に玉が入ることで、将棋の駒の性質上、前に比べて後ろへの利きが圧倒的に少ないため、入玉するとその玉を詰ますことは非常に困難になります。その意味で入玉は将棋のルールを逆手に取った作戦だといえます。
しかしながら入玉するには相手の駒のバリケード突破し、さらに追いすがる敵の攻めから逃げ切らなければなりません。本書ではまずこの「入玉するための手筋」を解説しています。通常の駒の損得勘定からは考えられないような入玉ならではの手筋を体得してください。
入玉するための手筋があるなら「入玉を阻止する手筋」もあります。次の章ではこの入玉させない方法を解説しています。
さらに入玉将棋には玉と玉が向かい合う特殊な状況がしばしば発生します。この際の手筋は「相玉の手筋」で解説されます。
そして入玉を果たしても相手にも入玉され点数が足りなければ持将棋判定負けとなります。ここで使えるテクニックは「点数稼ぎの手筋」の章で解説しています。
このように、本書は入玉をめぐるテクニックをすべて網羅した内容となっています。
本書で「玉を上に逃げる」感覚をつかんでいただき、勝率アップに役立ててください。
杉本昌隆[スギモトマサタカ]
著・文・その他
内容説明
「迷ったら上に逃げろ」これが将棋の鉄則だ!!入玉の手筋、入玉阻止の手筋、双玉、点数稼ぎの手筋、入玉のテクニックのすべてがこの1冊に!敵陣こそ最高の安全地帯!
目次
序章 入玉戦の考え方
第1章 入玉・守りの手筋20
第2章 入玉・攻めの手筋20
第3章 入玉・双玉の手筋15
第4章 入玉・点数を稼ぐ手筋20
第5章 実戦形の手筋20
第6章 次の一手10
著者等紹介
杉本昌隆[スギモトマサタカ]
1968年11月13日生まれ、愛知県名古屋市出身。1980年6級で(故)板谷進九段門。1990年10月1日四段。2006年2月10日七段。地元の東海研修会では幹事を務めるなど、後進の育成にも力を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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toshiyuki83
kinaba
なななな