ベトナム:ドイモイと権力

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ベトナム:ドイモイと権力

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  • サイズ A5判/ページ数 599p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784839603243
  • NDC分類 223.1
  • Cコード C1022

内容説明

ホー・チ・ミン主席は、独立宣言の直後に、「たとえ国家が独立しても、民が幸福で自由でなければ、独立にも何ら意味はない」と記している。ホー・チ・ミンの視野の広さを否定することはできない。主席がこの声明を出した時には、人類はまだインターネットを持たず、世界はまだグローバル化の時代を迎えていなかった。多くの国の人々にとって、民族独立は限りなく神聖なものだった。そのホー・チ・ミン主席が設立し、指導したベトナム共産党の政策形成の基盤が、イデオロギーではなく人民の自由と幸福だったならば、人々はプロレタリア独裁も、土地改革も、資本家階級の改造も、『ニャンヴァン・ザイファム』への弾圧も経験することはなく、民族や家族の中の無数の衝突を見ることもなかっただろう。

目次

第1部 グエン・ヴァン・リンの足跡(束縛からの解放;多元化を求めて;リンとキェットの隔たり;ヴォー・グエン・ザップ将軍)
第2部 3人の指導者(市場経済;三権分立を認めず;三人分権;第8回党大会;レ・カー・フィオウと3人の顧問;社会主義志向;次世代の指導部;戦闘と交渉)

著者等紹介

ドゥック,フイ[ドゥック,フイ] [D´uc,Huy]
1962年ベトナム中北部のハーティン省に生まれる。本名はTruong Huy San。1979年3月ベトナム人民軍入退。1980~1983年化学防護士官学校で学ぶ。1984~1988年、軍の専門家としてカンボジアで勤務。1988~2009年『トゥイチェー(若者)』『タインニェン(青年)』『サイゴン経済時報』『サイゴン・マーケットリサーチ』各紙の記者を務める。2005~2006年ハンフリー奨学金を受けメリーランド大学で政策分析を研究。2012~2013年ニーマン奨学金を受けハーバード大学で政策分析研究。2013年に帰国後はホーチミン市でフリーランスのジャーナリストとして活動。主にFacebookを通じて情報発信を続けている

中野亜里[ナカノアリ]
1960年滋賀県大津市に生まれる。慶応義塾大学法学研究科博士課程満期退学。博士(法学)。2010年より大東文化大学国際関係学部教授。ベトナムの近・現代の政治・外交史、近年の民主化をめぐる諸問題を研究。慶應義塾外国語学校、早稲田大学等でベトナム語クラスを担当。民主化を望む在日ベトナム人コミュニティとの親交を重ね、ベトナム知識人や宗教者、少数民族やメディア関係者等、社会的公平を求める人々の現状を調査、研究する。同時に、ミャンマー等における民主化運動・人権状況にも精通する。2021年1月9日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

19
ホーチ・ミン亡き後のベトナム共産党を継承した指導者たちの権力闘争を克明に描出。ベトナム戦争後もカンボジア進攻、中越戦争等で戦時体制は1989年まで継続された。経済状況の悪化や南部での社会主義改造の実施、中央集権的官僚主義的補助金制度等の諸政策で、硬直化した社会を刷新するためドイモイ路線の採択がなされた。その後も市場経済と国家指導経済の綱引き、生産財の公有性を守ろうとする指導者の選出がある等、ドイモイによって人々の経済活動の自由度は増したが、依然として社会は混沌としている様が見て取れる。2021/11/01

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