内容説明
本書は、日本の会計士監査システムが抱えている個別の問題点について論じることをとおして、全体として、わが国の会計士監査制度がわが国の社会的経済的コンテクストのもとでパブリックの期待に十分応えるものとなっているかどうかについて論じたものである。
目次
第1章 試査と内部統制組織とは監査実施上密接な関係を持っているか
第2章 アメリカにおいて試査と内部統制組織はどのようにして結びついたのか
第3章 経営者不正には無力という内部統制組織固有の限界を許容することはできるか
第4章 アメリカにおいて二つの不正概念はどうして曖昧なまま長期にわたって放置されたのか
第5章 明治の末に公表された『公許会計士制度調査書』は当時の会計士監査に対するニーズに関して何を教えてくれるか
第6章 大正時代の会計(監査)士法案の議論は今日のわれわれにどのようなヒントを残してくれているか
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