内容説明
シュマーレンバッハ、コジオールによる動的・収支的貸借対照表観をその延長線上に展開するに止まらず、貸借対照表計上問題に関する方法論的および意思決定論的分析を行う。また、計算モデルに関する公理化された命題の定式化を試み、評価問題についての批判的検討をなしている点に特徴がある。
目次
方法論的基礎(経営経済学的モデル形成の諸問題;経営経済的モデル適用の諸問題;経営経済的モデルの認識価値)
経営経済的貸借対照表計算の基礎モデル(計算対象としての企業過程;企業過程の写像としての簿記的公理解釈;経営経済的貸借対照表計算の価値問題および評価問題の分析;貸借対照表計算の基礎モデルにおける取得価値原則の擁護)
経営経済的貸借対照表観の批判的分析(経営経済的貸借対照表観の分析)