信号旗K

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  • サイズ 46判/ページ数 332p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784838733941
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

おじゃまします、朝吹参上エッセイ集
「私はあなたと通信したい」という意味を持つ国際信号旗の〈信号旗K〉をタイトルに掲げ、はじめましての方から交流の深い方まで、各界のゲストを訪ね、語り合ってきた『GINZA』での連載。毎号、読み応えたっぷりにお届けしていたエッセイを、一冊の本として収録。
音楽家・細野晴臣氏、作家・村田沙耶香氏、アーティスト・毛利悠子氏、ファッションデザイナー・黒河内真衣子氏をはじめ、対話した方の年代・ジャンルは多岐にわたる。書籍化にあたって、音楽家・青葉市子氏をあらたに訪問し、書き下ろし。
ときには、人だけではなく、縁のある場所を訪れることも。
ゲストととある場で過ごした時間と記憶が、独自の視点で、繊細に克明に記している。
また、『GINZA』連載時に、取材へ毎回同行し、その時間を写し撮り、誌面に文章と共に掲載していた写真家・新津保建秀氏の写真を、書籍にもカラーページにて収録。
『信号旗K』のカバー(未解禁)は新津保氏撮り下ろしの写真をもとに、気鋭のグラフィックデザイナー岡崎真理子氏がデザイン。手に触れ、ページをめくることが贅沢に感じられる、凝った装丁となっている。
読み進めるごとに、時のゆらぎに引き込まれ、誰かの記憶に自分の原風景がオーバーラップするような、懐かしい感覚を刺激される。不思議な読書体験を味わえる、32編の訪問記録。

『信号旗K』刊行にあたり朝吹真理子からのメッセージ
5年ぶりのエッセイ集です。大好きな人たちと会っておしゃべりをした思い出が一冊になりました。ゲストの方々とは毎回5時間くらい話していました。
本をまとめるにあたって、ほとんどの制作を、東銀座にあるマガジンハウス社会議室103号室でしていました。
お菓子をねだり弁当をくいあらし、生き霊のように居座り続けて、どうにか無事完成しました。
よろしくおねがいいたします。

『信号旗K』で訪ねた方々
(訪問順)
村田沙耶香(小説家)/細野晴臣(音楽家)/宮永愛子(アーティスト)/ドミニク・チェン(情報学研究者)/江崎文武(音楽家)/津野青嵐(アーティスト)/高木由利子(写真家)/澁澤龍子(エッセイスト)/佐藤 允(アーティスト)/北村道子/中村道子/zAk(サウンド・エンジニア)/くるみ/和多利月子(ワタリウム美術館ディレクター)/毛利悠子(美術家)/小林エリカ(作家、漫画家、アーティスト)/黒河内真衣子(〈Mame Kurogouchi〉デザイナー)/青葉市子(音楽家)

目次
・「訪問記録」
・ぬいぐるみは有機物
・白い太もも
・ホテル療養先の中抜きケイジャンチキン弁当
・ゆめのしっぽ
・絵のなかの思い出
・過去にならない時間
・思い出すと思い出してくる
・制作日誌
・和菓子屋のビートルズ
・液体になるとき
・わたしだけのともだち
・崖の上の家
・ぜんぶうそなのに
・


【目次】

内容説明

各界のゲストと語らう朝吹真理子の訪問記録。時間と記憶のエッセイ集。

目次

「訪問記録」
ぬいぐるみは有機物
白い太もも
ホテル療養先の中抜きケイジャンチキン弁当
ゆめのしっぽ
絵のなかの思い出
過去にならない時間
思い出すと思い出してくる
制作日誌
和菓子屋のビートルズ
液体になるとき
わたしだけのともだち
崖の上の家
ぜんぶうそなのに
秋草摘み
澁澤さん家のほうへ
いいゆめみてね
真実は複数形
白襟の少女
棺桶と眠る
はなしていることがよくわからない
幽霊にしかられる
食器棚のなかに悪魔がいる
割れにくい殻
武蔵野の幽霊
照れ屋のパンクス
本のなかにいる友達
犬になった日
欅並木のそばできいた話
愛しい人
流れる
タンタレラ
訪ねた人

著者等紹介

朝吹真理子[アサブキマリコ]
1984年東京都生まれ。2009年「流跡」でデビュー。2010年同作でBunkamuraドゥマゴ文学賞を最年少受賞。2011年「きことわ」で芥川龍之介賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

りらこ

25
朝吹真理子さんの文章は、正直で透明感もあってそれでいて別世界も感じさせられるものだった。コロナで某思想の強い系のホテルに隔離されざるを得なくなった時の描写がなかなか面白い。仕事と日常が密接なので時々しんどいだろうなと勝手に思う。朝吹一族のことを考えると、自分とは別世界だと感じるのもそりゃそうですよねと。だけど手元で時々読み返したい宝石のような文章があった。2026/07/29

練りようかん

14
村田沙耶香さんや細野晴臣氏などのお名前から対談集を想定したが、いざ読み始めるとその類の形式ではなく、誰かが話してくれたことを通して浮かび上がる記憶と記録のエッセイ集だと感じた。交流や活動の幅、戦争について関心を持っていることなど知らなかった一面を、朝吹さんが纏わせる独特の空気と時間感覚で綴られていて面白かった。コロナに感染しホテル療養した食事のメニューに驚き、斑鳩の“信じる気持ちは、健気で、おそろしい”に拳を握った。最も心に残ったのは原宿で空襲の被害に遭われた中村道子さんの「白襟の少女」と「棺桶と眠る」。2026/09/14

rinakko

8
“本のなかにいる人と親しくなることがある。すでに亡くなっている作家と、作品を介して親しくなる。生きている人よりも親しくなることがあるとも思う。/大人になって友達と呼べる人ができた。それでも本のなかの人は特別で、大切だと思う。(略)同じ形ではあらわれなくても本のなかに未来がある気がする。わからないことをわからないまま、本のなかにいられて悩むことができる。”(「本のなかにいる友達」)2026/09/17

mkisono

2
川田十夢さんのラジオ番組に著者の朝吹さんが出演されていて、この本のことを知りました。様々な方や場所が登場し、飽きない内容でした。 https://x.com/cmrr_xxx/status/20779865722561251702026/09/03

本の虫子

0
GINZA連載のエッセイをまとめた本。 訪れた人や場所、その時に見たもの、食べたもの、ふとした記憶までが混ざり合って、ちょっとしたケミカルを起こしながら交信しているみたいな会話が描かれている。 ファッション誌の活字ページも、ちゃんと読めばよかったなって後悔する面白さ。2026/08/29

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